『いつも、いつでも元気炸裂!』

どんな環境やどんな状況でも、どんな人とでも明るく元気な笑顔で交流するよう心がければ自他ともに更に元気な心が増幅します。

図書館で借りた「晩春」「幼なじみ」などから思いは初恋へ・・・

2023-04-28 15:37:37 | 喜怒哀楽をポジティブに
しばらく映画館で映画を観ることがなかったが、2月にブログ友の
ポエットMさんが1月に「Dr.コトー診療所」を・・そして2月に
「レジェンド&バタフライ」を奥さんと一緒に映画館で鑑賞・・・
という記事を投稿されていたので触発された私はその後、すぐに近くの
「イオンシネマ」で「Dr.コトー診療所」を観てきた。
感想をポエットMさんにお伝えしないまま今日に至ってしまったが・・・

そんなことを考えながら一昨日、図書館で本の返却後、中へ進む途中、
何気なくDVDのコーナーへ立ち寄ってみた。

このコーナーを利用したことがないので棚の中の作品を見ながら移動
していくと日本映画のコーナーの中に「晩春」があった。

私たちの前後の世代やもっと上の世代の人たちにとっては懐かしい
小津安二郎監督作品の一つであるが、この「晩春」は原節子主演の
「紀子3部作」のひとつで他の「東京物語」と「麦秋」は何度も繰り返し
観たが「晩春」だけは観る機会がなかったのですぐに手に取り、
他のDVD2巻「我が谷は緑なりき」「幼なじみ」と合せて予定していた
本と一緒に借りてきた。

晩春は季語としては4月のようだが、晩春の定義としては、「4月5日頃の
清明 から5月6日頃の立夏の前日までとなっており、夏の一歩手前の
時期を表す」ということになっているようだ。
「晩春」の言葉としてはちょうどいいタイミングだったかもしれない。

小津作品を観て感動したり、様々な想いに駆られた人たちも多いと思う。
妻に先立たれ、娘と二人で暮らす父親と娘の関係を描いた作品のひとつで
父親の娘に対する思いと、娘が父親に抱く感情・・その強い絆がそれぞれ
言葉では表せないような相手を思う気持ちの豊かさや尊さとして感じられ、
特に最後の、一人でリンゴの皮をむく父親の姿には胸が震える思いだった。

借りたDVDのうちの「幼なじみ」は昨日の11時ごろから静かに観た。
野球中継の放送は無かったがネットの「野球速報」で阪神が巨人を
15対0で破った経過を一球ごとに観ていた私は大興奮!
「してやったり・・」と巨人ファンの千恵子選手に簡単に試合経過を
伝え、怪気炎を挙げた後、気分良くDVDを・・・

私の過去記事で何度も登場する隣家の同級生の幼なじみ
「眞佐美ちゃん」を想う私と似たところがあるのでは?・・と妄想し、
そのタイトルに惹かれて借りたのだが、手を繫いだこともない隣同士の
眞佐美ちゃんと私のような初恋とは違い、幼なじみで向かい合わせの
家に住むいかにも現代っ子らしい高校生男女が織りなす純愛(?)を
描いた青春ラブストーリーで、この「幼なじみ」は人気携帯サイト
「魔法のiらんど」で配信された同名小説を原作に制作されたものらしい。

毎年、夏から秋ごろに咲く「ハルシャギク(蛇の目菊)」を見ると
眞佐美ちゃんを思い出す私の初恋に重なるような部分はなかったが、
このドラマの中でいつも近くにいるのに気持ちを伝えることが出来ない
ところあたりは少し似ていたのかもしれない。

勿論あの頃はそういう気持ちを伝えるなどというところまで精神も
成長していなかったのかもしれない。
初恋と感じたのは私が東京で就職し、眞佐美ちゃんが文化服装学院に
通っていた頃・・会おうと思えば会えたのに・・とうとう手も繫がず
告白もせずに終わった20歳の頃・・でもこれが私の大切な想い出なのだ。

あの頃に今のような気持ちがあれば、デートの途中でも別れ際にでも
バックハグぐらいはできたと思う。(???)

私たちが育った時代と違い、現在は自由な恋愛感情を自由に表す
若者たちの行動に眉を顰める大人もいるかもしれないが、若者たちの
世界や感情を理解しようとする気持ちは必要だと思うので私は
彼らなりに節度を弁えて友人たちと交流するならばそういう彼らの
行動を否定しようとは思わない。

映画やドラマの感想、レビューなどでも感じたことや思ったことを
素直に書くのはいいと思うが、自分の考えと違うからと言って作品を
否定したり、作者を非難したり罵ったりするのは控えるべきだと思う。

「Dr.コトー診療所」でも長い間観てきたファンから期待外れだったとか
詰め込み過ぎだとか、ドラマの展開や最後のシーンに非難や否定的な
ものが多くあったようだが、作者、製作者たちの意図も汲み取らなければ
ならないのではないだろうか。
私はいくつもの感動を覚えた。

私自身もこの作品(幼なじみ)の中で、現実とは少し違うかもしれない・・・
現実はもっとこうなのではないかな?と思うところもあったが、
作者、作家にはその作品に対するいろんな思いがあり、表現方法も様々・・・
軽々に否定などをしてはいけないと思う。

なにはともあれ、この2作品を観て心動かされたこと、考えたことなどが
あったと思えるのが嬉しい。
巨匠ジョン・フォードが描く「我が谷は緑なりき」は明日観ることにしよう。

若き頃を思いだすとき、いつも私の頭にも心にも大好きな
この曲が浮かぶ。

夢見る頃を過ぎても(マントヴァーニ)  

夢見る頃を過ぎても / フィル・コールター  


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10 コメント

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Unknown (まかろん)
2023-04-28 21:14:25
>阪神が巨人を15対0で破った

び、びっくりした・・。😨
“あの” 阪神に、何が起こったのでしょう。
今年の阪神は強いのですか?

すみません、せっかく思い出の映画たちのことを
たくさん書かれているのに。

阪神ファンというわけではないのですが
(というより、野球ファンですらないです😅)
せっかくなので、このまま元気に勝ち進んで、

“ARE” をつかんでほしいですね💖
奥様と愉快な日々をお過ごしください😊
返信する
7.8.を読み終えました・・・ (fumiel-shima)
2023-04-28 21:37:45
まかろんさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。
我が(?)阪神は今日も4対0でヤクルトに勝ち、2位をキープしています。
今年は例年以上に期待しているのです。

さて、今、”ANO”(“ARE” に対して)7.と8.を詠み終えました。
明日、もう一度読み、暗雲立ち込めて風雲急を告げるような塔の周辺と中の様子を想像しながらコメントしたいと思っています。
返信する
阪神 (うばゆり3)
2023-04-29 19:37:33
こんばんは。

野球から遠ざかってますので、阪神というと掛布くらいしか知らないのですが、
阪神が勝つと何故か嬉しいんです。気持ちが明るくなる感じで。

ところで昨日5時間仕事ドライブで疲れましたので夕方、「昼下がりの情事」をクスクスと笑いながら観ましたよ。(魅惑のワルツ♪)
オードリーはいいつ見ても可愛らしいですね~ 
ビビアンリーやイングリッドバーグマンなど、大昔の女優さんのものが好きなのです。
でも、原節子さんのものはTVで「東京物語」のみですが(;^_^A

そして、ビリーボーンは夫と聞きに行きました♪
結婚後の数少ない揃ってのお出かけで、純白のワンピースでいきましたが、
結婚数カ月でやせこけた私を見た方は驚かれたようです。
お陰様で今は、元に戻りました(*^^*)
返信する
思い出は色々と・・・ (fumiel-shima)
2023-04-29 22:31:23
ユリさん、こんばんは。

阪神は今夜も7対0で勝ちましたよ。
これで3試合連続相手に1点も与えない完封勝ちです。

ユリさん、予定どおり(?)ロマンティックコメディの「昼下がりの情事」を観たのですね。
オードリー・ヘプバーンの小悪魔的なところがまた可愛くていいですね。

ビビアンリーやイングリッドバーグマンというと
「風と共に去りぬ」「欲望という名の電車」や「カサブランカ」「誰がために鐘は鳴る」なども・・・
昔の映画の良さを思いだします。

>純白のワンピースで・・・
当時の様子が偲ばれますね。

結婚数カ月でやせこけた・・とは・・・

心労に拠る激やせなどがあったのでしょうか・・・
先日次のようなコメントがありましたね。
>皆さん、私が「いつ家を出るか・・・」と思っていたようです。

でも現在は元に戻ったとのことですから心配など要りませんね。
最初から杞憂だったんですよね。
返信する
Unknown (ユウ)
2023-04-30 06:20:05
shimaさん、おはようございます(^-^)/

Dr.コトー診療所 映画はまだ見てないですが、テレビでみて感動したのを覚えています。

小津作品はテレビで上映される時に見ました。何度みても心にしみます。20代の頃、ハワイへひとり旅した時に、ハワイ大学で小津・黒澤作品を見たのが初めてです。学生による映画研究会が上映したものですが、学生たちに人気がありました。
返信する
考えさせられました。 (fumiel-shima)
2023-04-30 07:09:00
ユウさん、おはようございます。

映画の「Dr.コトー診療所 」も本当に良かったですよ。
多少の慌ただしさは感じましたが、それも物語の進行上、必要なことだと思いましたので・・・
最後の部分はコトーが生きているのか幻のようなものなのか、読者の見方考え方で違うように判断できるところにも考えさせられました。

20代の頃、ハワイへ一人旅・・・
私たちの時代にはあまり考えられなかったのでは仲と思いましたが、私が遅れていただけなのかもしれませんね。
その体験がユウさんの心もさらに広くし、繊細、寛容な人柄を育んだのかもしれないと思いました。
返信する
一縷の希望も (ポエット・M)
2023-04-30 21:06:13
fumiel-shimaさん こんばんは。
いつも私のブログへ心の籠ったコメントを頂きありがとうございます。

映画「Dr.コトー診療所」をご覧になったとのこと。感想を掲載頂きありがとうございました。
fumiel-shimaさんもおっしゃっているように、映画のラストの部分の評価・判断は見る方によって
異なると思います…。
私もfumiel-shimaさんと同じように、この映画で医療に携わる方のヒューマニズムの極致を見た
想いでした。あるいは「医療に携わる方はこうあって欲しい」との願いと祈りが、このシーンに込められて
いたのかも知れません。

病を抱え厳しい状況にあるコトー先生は、満身創痍で患者たちの治療にあたり、患者のノブおじの
心臓マッサージの途中で力尽きて倒れてしまいますが、それを引き継いだのが原剛洋でしたね。
剛洋は医師への挑戦の中で、つまずきましたが、コトー先生の心臓マッサージを引き継ぎ、再び
立ち上がることでいい医師になれるのではないか、という希望も表現されていたと考えます。
現実の厳しさを冷静に見つめつつも、一縷の希望もしっかりと描いていくという映画人の良心を、
ここでも感じました。

なお、「花園フォレスト」によく行かれるとのこと。ここはヨーロッパの閑静な邸宅をモチーフにしたと
言われるピンク色の建物で、薔薇の庭園もあり、城のような外観の建物でしたね。
スイーツが豊富と義姉に伺ったことがあります。身近にこのような施設があるのは嬉しいですね。

fumiel-shimaさんもおっしゃるように、埼玉の細君の故郷にはコロナ禍もあり久し振りの訪問
でしたが、義姉のご夫妻にも会えてよかったです。子どもたちのお蔭で良い時間が持てたと思っています。
これからもよろしくお願いします。
返信する
同じ思いを・・・ (fumiel-shima)
2023-04-30 22:20:54
ポエットMさん、こんばんは。

ご丁寧なコメントありがとうございます。
「Dr.コトー診療所」についての感想をもっと早くお話ししたかったのですが、機会を逸してしまいまして・・・

コメントをいただきポエットMさんのこの感想に同じ思いを持ちました。
物語の登場人物もさることながら仰るように「映画人の良心」を感じ取ることが出来たことが本当に良かったと思います。

偶然ですが、すぐ近くに住む我が家の息子夫婦も、神戸で一人暮らしをする私の姉のところへ行こうと誘ってくれまして来月の半ばに行くことに決まりました。
ありがとうございました。
返信する
ご訪問ありがとうございました (シバ)
2023-05-01 16:57:48
こんにちは。
先日は読み逃げしてまして <m(__)m>
「メタセコイアの森」ありがとうございました。

>私たちが育った時代と違い、現在は自由な恋愛感情を自由に表す<
実は孫娘がとりあえず「同棲」するとのこと。
驚きましたが、よくよく話を聞いたら羨ましくなりました。
私の若いころは結婚してないことは恥ずかしいことであり親、妹弟から責められていました。
一旦結婚したら添い遂げること、よもや離婚なんてありえなかったですものね。
まして同棲なんて勘当ものでしたから・・・
時代は変わったのですねぇ
何はともあれ、幸せになってくれればうれしいだけです。。。
返信する
早速ありがとうございます。 (fumiel-shima)
2023-05-01 17:18:42
シバさん、こんにちは。

早速のコメント、ありがとうございます。
仰るとおり、私たちの若いころとは大きく違いますね。

現在は簡単に「元カレ」とか「元カノ」などと言って、付き合ったり別れたりすることに抵抗のない若者たちも多いようですが、ただ、それだけで若者たちの生き方を否定したり、非難したりすることはすべきではないと思いますね・・・

そこから何かを掴んだり、得るものがあったりということもありますし・・・

かく言う私も若者たちを理解しようという気持ちは充分ありますが依然として昭和的な考えがあるのも事実です。

お孫さんが笑顔で明るく楽しそうに事情を説明される微笑ましい姿が浮かんでくるようです。
やっぱり羨ましい・・という気持ちになりますよね。
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