サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

青色LEDの防犯灯

2009-02-02 21:27:59 | Weblog
今年の研究テーマに、青色LEDの防犯灯評価があります。
この写真は、大阪府茨木市の某所に設置された青色白色複合色防犯灯。
夜この防犯灯がともっていると、どことなく新鮮な気持ちになって、犯罪を防ぐなんらかの効果が生まれるという仮説。
私はこの灯りを先行刺激として、驚愕性瞬目反射の抑制効果(プリパルスインヒビション:PPI)の効果を検討しようとアイデア出しました。
そして、卒論生の中野君がみごと、赤色よりも青色LEDのほうがPPI効果が強く現れることを実証してくれました。
もっとも、ちっぽけなLEDを使った実験なので、次の段階は本物のLED防犯灯設備をつかった大掛かりなPPI効果をみてみたいとおもっています。
2009/2/2

日本心理学会ワークショップ「笑いの心理学」

2009-02-02 20:39:49 | Weblog
去年の秋。
北海道大学で開催された日本心理学会第72回大会で、ワークショップ「笑いの心理学」を開催しました。
2008年9月20日のこと。

この写真はそのときの記念にと、メンバーで撮影したもの。
私と中村真先生が企画・司会で、しかも話題提供も。
荘厳先生と宇津木先生が指定討論。

私は映画を視聴中の生体反応について話そうとしたのですが、喜劇と悲劇をみる前後、さらにしばらくたってからの3回唾液を採取。その中に含まれているコルチゾールとアミラーゼの変化が、喜劇と悲劇とで違うパターンを示したことを話す。
笑いも泣きも、同様にしばし興奮を呼ぶ出すのですが、笑ったあとの回復が早いことがわかりました。
同じ映画をみるなら、すっきりする喜劇ものがいいですね。

中村先生は、コミュニケーションとしての笑い・スマイルの話をしてくださいました。
宇津木先生も、中村先生の話にからめてのレクチャをしてくださいました。

荘厳先生からは、もったいなくもかしこくも、笑いというものはいったいなにかという壮大な話。

ま、立命館大学で開催の73回日本心理学会においても、「笑いの心理学」第二段をやることだけは決めました。

2009/2/2