サイコロジスト101

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090720心理学概論7章動機づけ覚醒

2009-07-21 03:03:26 | Weblog
7月20日月曜日、海の日で休みのはずが、今年は授業がありました。

月曜日はなんだかんだと休みが多い日本なので、月曜日の日数が足りない。

なので、休みの月曜日を休みではないようにして授業するというわけです。

で、心理学概論の13回目の授業。やる気が起こるのかどうか、実は少々不安のまま教室に。

およそ80名の学生さんで熱気むんむん。

数名が遅れてきたとはいえ、素晴らしい学生だ!!まずそのやる気に乾杯したいところ。

テーマはまさに、やる気。動機づけと覚醒水準というテーマでした。

motivationということば。よく使われます。

経済分野では、インセンティブと言う言葉もほぼ同義でつかわれています。

デモ、概念が少し違う。

incentiveは誘因と訳され、心の内部ではなく外部から行動を駆り立てるものという概念。

賞金やもうけを餌に、やる気をおこして行動を駆り立てる仕掛けがインセンティブ。

インセンティブ・モーチベーションという言葉もあるのでさらにややこしいけど、一応内と外とで使い分けましょう。

スライド8枚のうち7章の中身は6枚。

動機づけの種類いろいろあります。こうした色々ある動機によって、私たち人間はそれぞれの動機に駆り立てられる色々な行動を駆り立てられています。

内発的動機づけが発見された、感覚遮断の実験はなかなか示唆に富みますね。

マズロウの動機の階層については何度も出てくる有名な概念なので覚えましょう。

欲求阻止の状況のうち、複数の動機間の葛藤はわかりやすい概念かとおもいます。

欲求不満行動いろいろあるのも知っておきたい心理学らしい知識。

さて、こうしたやる気=動機づけは、覚醒水準とどのような関係にあるのでしょうか。

ヤーキース・ドッドソンの法則は、中庸が適度な動機づけをうみ、成功パフォーマンスを高めることを示しています。

試験勉強をするみなさん、徹夜してがんばるのもいいけど、ほどよい覚醒水準の維持につとめてください。

では、来週は最後の授業。社会心理学を少しだけ学びましょう。

2009/07/21・記