サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

地域の健康づくり

2010-07-22 02:36:09 | Weblog
7月20日開講の健康心理学で使った資料です。

この日は今年度開講「健康心理学」14回目の授業。

テーマは、表記のように「地域の健康づくりのための健康心理学」

コミュニティ健康心理学といってもいいでしょう。

町や村といった小学校、あるいは中学校区単位の地域全体の健康を考えましょう。

病気をしないといった身体的な健康だけでなく、地域に住まう人々の活気や安心といった生活の質を考えましょう。

こうした考え方は、地域づくりの基本テーマでもあります。

町内会、自治会、子ども会、老人会といった地域の人の集まりで議論されることですね。

自治体からは、こうした地域のための僅かな予算が配分され、ボランティアとして地域の人が実行しています。

活気のある元気な町。

いったいどんな要素がつまった町なのでしょう。

私は、美しい町、安全な町、活気ある町が3要素ではないかとおもっています。

美化、防災防犯、そして地域活性化。

そうした観点から、地域で犯罪が起こらないような工夫を考えています。

歩きタバコを防止する条例を作り、ポイ捨てタバコ一掃のための地域全体の取り組み。

たとえば、スクールゾーンやお年寄り・障がいをもつ人々が行き交う通路は緑化と季節の花をあしらった環境づくりをします。

クリーンアップ作戦として、美化につとめます。

路上の掃除やポイ捨てたばこ、ごみの回収は徹底すべきことでしょう。

美化を啓発するポスターの掲示や、ビラの配布も定期的、組織的にしましょう。

犯罪の元を絶つために、防犯灯を設置し、防犯カメラを配備します。

監視役は複数必要でしょう。警察官、青少年指導員、自治会防犯部、ボランティア組織などで組織的に活動しましょう。

防犯灯は、犯罪抑止効果が期待される青色LED(+白色LED)への付け替えを実験的にはじめてみましょう。

防犯カメラは、リアルタイム映像をインターネットで誰もがチェックできるような仕組みも必要でしょう。

今日のような真夏日は、昼間からアスファルトは灼熱地獄。水まきを奨励し、行き交う人々にも涼しい気分を分かち合います。

登下校時には、子どもの見守り隊として高齢者ばかりではなく、大学生や主夫・主婦も参加してほしいものです。

地域の安全は、地域の結束力で実現したいものです。

こうした観点から、福山大学教授平信二先生と私達との共同研究「青白LED防犯灯の犯罪抑止効果に関する研究」について、お話しました。

個人の健康は、地域の健康と同時に達成したいものです。

防災という視点については、今回は触れることができませんでした。

次回は最終回として、まとめの講義をします。

2010/07/22・記