2013年11月02日(土)、晴
参加者: G.G.(単独行)
歩行距離: 6.4km
行動時間: 4:20(休憩、昼食を含む)
アクセス: 各務原(自宅)→大洞光輪公園墓地 P、約12km
コースタイム:
P 10:00→10:20登山口→10:50芳野神社10:55→11:30リフレ芥見11:35→11:40岩場登山口→12:45尾根出会い→12:55権現山、昼食13:25→14:00林道終点→4:20 P・・・・計:4:20
コース:実際に歩いたGPSトラックを下に示す。
×印は2回のルートミス箇所を示す。
山行記事:
■予ねて気になっていた権現山の岩場の様子を見てきた。権現山自体は普通のハイキングコースで難しい所はないが、こんな低山に相応しくない厳しい岩場が、南斜面に東西に150m位離れて2本あり好事家の間では知られている。
■登山に先立って、願成寺に立寄り本日の安全を祈願する。本寺は壬申の乱で大海人皇子の勝利に貢献した村国男依に送られた観音像を祀ったのが創建と言われる古刹であり、国指定の天然記念物の中将姫請願桜がある事でも知られている。
■登山口には荒神様の石碑があって分かり易い。
■道なりに登ってゆくと尾根に出会い、少し西方向に戻り、芳野神社に着く。地図では真っ直ぐに芳野神社に行く道があるが分岐点に気付かなかった。
神社の左右には立派な石灯籠があり、天和4年(1684年)に奉納されたと看板に記されていた。
余談であるが、Web.の記録ではこの地に500年位前に美濃守護職 土岐成頼の四男元頼の居城、長山城があり、曲輪、土塁、堀切などの遺構も確認されている。
■西に向かって下山する。道は良く整備されていて展望も良い。30分位で、リフレ芥見の白いドームの前の東海自然歩道に降り立つ。東へ5分位歩くと、クリーンセンター前の中程の所にコンクリート階段があり、標識は無いが、ここが岩場コースの入口である。
かすかな踏み跡を辿ると堰堤があり、堰堤上を左に渡ると右手に荒れた沢があり、これを攀じ登ってゆくとやがて岩場の下に到着する。
■今回は西側の岩場を選んだので左へ移動し岩場に取り付いた。岩は脆いが岩壁の手足のホールドは容易であり、攀じ登るのに困難はない。途中2箇所ほど、テラス状の場所があり、一息入れ、展望を楽しむ。
攀じ登った岩壁の高度はトータル50m位であろうか。
西側の岩場よりも厳しいと言われている東側の岩場を眺めると岩壁の傾斜が急で中々の迫力であり、一見するとこちらは登るのが躊躇される。
■権現山の小屋で遅い昼食を摂り、記念写真をとる。八百津からの二組のアベックと一緒になり、色々と雑談し、ロールケーキをご馳走になる。
■権現山を後にして尾根道を東へ向かう。10分位で尾根を左折する分岐点へ着く筈であるが意外にも巨岩の上に出て、その先は厳しい岩場の急斜面である。帰宅後に調べるとこの巨岩は「見晴岩」である。名前の通り確かに見晴らしは良い。現在位置をGPSでチェックし、予定のコースはもう少し東の分岐点で左折することが分かったので注意をしながら戻ると東へ向かう分岐点を見つけられた。
ルートミスの原因は見晴岩の存在を知らなかった為である。GPSトラックを見ると分るように、尾根道を直進して行く時に途中の分岐点で右折しなければならなかったが、標識がなく踏み跡も薄いので分岐点を見落としたため見晴岩に突き当たったことになる。
■ここで尾根を離れると、覆いかぶさるような巨岩の脇を通り、樹木が鬱蒼としたガレた沢道となる。20分ほど行くと林道終点の広場に達し、後は草ぼうぼうの平坦な林道を辿り駐車場へ帰着した
所感:
本コースを総括してみると下記の通り、変化に富み面白い。但し、標識類は殆ど無く、又、コース難度も高く、初心者向きでない。
■登山口→芳野神社→リフレ芥見までは普通のハイキングコースである。
■芳野神社の地にあったと伝えられる長山城の歴史に思いを馳せると興趣が深まる。
■クリーンセンターからの岩登りでは、標識などは皆無で、岩壁にロープなども一切無く、難度は高い。
■ルートミスで遭遇した「見晴岩」及びそこからの岩場下りも興味をそそる。別の機会にトライしたい。
■芥見権現山は高度317mの低山であるが、色々なバリルートもあり、標識も殆どないので決して易しい山ではない。
コメントありがとうございました。
芥見権現山は昨年暮れから今春、何度も登った山です。
バリルートがいっぱいで面白い山です。
木村さんの俺山2
http://oreyama.net/report/repeated/kakamigahara_repeated.html
に詳しく載ってますよ。
ブログ更新、楽しみにしてます
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