食品のカラクリと暮らしの裏側

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プルプル・とろとろプリンの食感は卵や職人の腕ではなく食品添加物/食品のカラクリ・菓子乳製品9

2015年06月16日 | 菓子・乳製品・蜂蜜
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ プリン/菓子
プルプル・とろとろプリンの食感は卵や職人の腕ではなく食品添加物
中国や米国の素性の悪い液卵や粉末卵を使うので極めて品質が悪い

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■プルプル・ふわふわ・トロトロ食感は増粘多糖類で自由自在
プリンは、女性や子供さんに大人気です。王道のカスタードプリンは、卵のタンパク質が熱で固まる性質を生かした生菓子です。カスタードプリン以外にも、飲むプリン・パンに塗るプリンなど新食感の製品が目白押し。さらに最近は、プルプル・ふわふわ・トロ~リ・トロトロなプリンが多くなってきました。どうしてそんなに軟らかくできるのか、プリンがどうして伸びるのか不思議です。ケーキチェーン店や市販の安いプリンの実態を知ったら、あなたはもう食べたくなくなります。そして大事な子供さんには、与えられなくなりますよ。

プリンの原料は、よくて冷凍液卵、一般的には粉末卵(乾燥卵)です。冷凍液卵は、中国や米国産の何万個もの卵を液状にして冷凍させたものです。鶏や卵の素性も分からず、病気鶏の卵も混ぜられるので極めて品質の悪い卵なのです。2年も経過した液卵も使われます。粉末卵はさらに質が悪く、抗生物質や保存料などの食品添加物が過多なのです。外食・業務用の玉子製品に使われ、厚焼き玉子・出汁巻き玉子、オムライス・茶碗蒸し、コンビニ弁当・回転寿司の玉子握りなどです。調理場で、割った卵ではないのです。

プルプル・ふわふわ・トロトロなプリンは、調理人の技ではありません。増粘多糖類の種類と配合によって、食感を自由にできるのです。増粘多糖類とは、“とろみ”を調整するために使われる粘性の高い水溶性の多糖類です。増粘安定剤(増粘剤・安定剤・ゲル化剤、糊料など)として、使用されます。なお粉末卵は加熱しても固まらないので、さらに増粘多糖類が必要です。種類はカラギーナン・グァーガム・キサンタンガムがあり、天然由来であっても必ずしも安全ではなく、発ガン性が疑われるものも使われています。

■ケーキチェーン店や菓子メーカーのプリンは卵や牛乳は少なく食品添加物過多
さらには砂糖を使わずに、コストがかなり安いブドウ糖果糖液糖を代用します。砂糖を焦がして作るカルメラも、カルメラ色素という着色料です。香ばしいバニラやミルクの風味は、当然、香料です。日持ちさせるために、酸味料やpH調整剤などいろいろ添加します。こうした驚きの作り方が、よく食べられるケーキチェーン店や大手菓子メーカーのプリンなのです。もはやプリンではなく、プリンに似せたコピー商品です。発ガン、アレルギーを予防する意味において、女性や子供さんはできるだけ食品添加物を摂取しないスタンスが大事です。

そして生クリームの食感は、植物油脂と乳化剤、増粘多糖類で作り出します。あの「コーヒーフレッシュ」と同じものです。コーヒーフレッシュは、牛乳や生クリームが入っていると勘違いする人が多いのですが、全く入っていません。サラダ油と乳化剤を、混ぜ合わせたものです。余談ですが、安物ケーキのクリームは植物油脂です。プリンは少量ですが、ハンバーガー店のフライドポテトや一連の加工食品の多くに、業務用の植物油脂が使われています。業務用の植物油脂は、「トランス脂肪酸」による心臓病への注意が必要です。

ケーキチェーン店や安い洋菓子店の多くは、原材料や製造工程・添加物はそう変わらないと思って下さい。こうしたプリンは卵や牛乳は少なく、言わば石油由来の食品添加物~「ケミカルプリン」です。乳製品全般において女性が好む「濃厚さ」は、牛乳や卵が沢山入っているのではなく、多くの食品添加物で錯覚させているのです。たまにプチ贅沢のつもりで、高くてもしっかりした個人店で、卵・牛乳・砂糖だけで作った本格プリンを食べましょう。お母さん!子供が食べたがっても、菓子メーカーの安物プリンはやめましょう。

Sankoua
有名店の厚焼き玉子やオムレツは2年前の冷凍液卵で作る
コーヒーフレッシュの中身はサラダ油と食品添加物だけでできている

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