回転寿司の真相シリーズ211皿目 第2部/マグロの赤身・ネギトロ編
ROUND12 質の悪いマグロは植物油や着色料でトロに見せ掛ける
スーパーに並んだマグロ刺身パックは多量の油脂・味の素を塗したもの
一部の回転寿司店やスーパーのマグロの刺身には、繰り返しますがべっとりと油脂や食品添加物が塗られています。現に、あるTV番組の調査では、各スーパーで売られていたマグロの刺身パック23品のうち、21品が油脂や食品添加物を塗(まぶ)したものでした(本来は違法)。水産加工業者がマグロの刺身に油脂などを添加する工程を、放映していました。長さ1m以上、直径60~70cmほどの円筒状のドラム缶を横にしたような金属容器の中に、1切れずつ切った多数のマグロの刺身と、粘々した15cm大の白いグリス状になった油脂の塊りを入れます。ナレーションでは、塊りは植物油[サラダ油]・魚油などを混ぜ合わせたものと言っていました。
それだけに留まらずに、ラード、ショートニングやpH調整剤、酸化防止剤、着色料・発色剤、味の素(グルタミン酸ナトリウム)など、添加物と食品添加物を加えています。ドラムをミキサー車のようにグルグルと回すと、不自然なほどテカテカと光沢を持ち、赤みを増したマグロの刺身が完成しました。画面を見ていて率直なところ、かなり気持ち悪くなるほど極めて酷い作り方をしていました。そうした寿司ネタや刺身は脂が乗って美味しいと喜んでも、所詮、マグロそのものの味ではなく、多数の油脂・食品添加物が加えられた人工的な味を、「美味しい」と言っているに過ぎないのです。
回転寿司店やスーパーなどで、日常的にこんなマグロの握り・刺身を食べさせられていたのです。そのままでは食べられない質の悪いマグロだから、こんな特殊加工をするのです。投稿者は刺身如何(いかん)を問わず、不自然な油脂・食品添加物が塗布されているか否か、直ちに味の判別ができます。自慢ではなく、長い年月を掛け意識して食品添加物を避ける、あるいは食品添加物の少ない食事を続けたからです。従って、皆様どなたでも意識をすれば、できるようになります。今後はぜひ味を見極めて、こうしたマグロは買わない・食べないようにしましょう。
前号/日本人は脂っこい味ばかり好むのでインチキマグロ・偽物トロに騙される
食品のカラクリシリーズ(詳しい内容) *前出
スーパーの刺身1点盛りと刺身盛り合わせとでは品質・健康面で全く別物
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。