少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.67
ROUND6 オリンピック精神を忘れた2020東京オリンピック編 6
五輪入場券の急遽セカンドチャンス販売は大量に売れ残った「在庫一掃セール」
※コロナ禍以前の投稿です
ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。記事は2019年7月、旧ブログに投稿したものです。アスリートファーストの尊重は微塵もなく、政治家・経済界・五輪関係者などは己の思惑・利益・保身のために、東京オリンピックの悪用が目に余ります。年月が経過しても、ブログにてその検証や事実を残しておく必要があると考えます。
■五輪組織委の雑な“お役所仕事(殿様商売)”では売れ残るのは当たり前
あなたは、東京オリンピックの入場券が当たりましたか!当たった・いやハズレた・・・? さて五輪組織委員会は、急遽、当初の予定になかった「セカンドチャンス」と称する、落選者に限った抽選販売を8月に行うことを発表しました。1回目分400万枚を用意していたが、大騒ぎの割に実際に売れたのは300万枚超だそうです。予想外の売れ残りに困り、「セカンドチャンス」とは言うものの、真相は『在庫一掃セール』(タイムサービス)そのものです(笑)。当初目的数の未達分が販売されます。なお今回はセカンドチャンスと呼び、予定している第2回抽選販売は秋以降です。紛らわしい名称からも、混乱ぶりが分かります。開閉会式や人気種目の決勝は売れても、人気のない団体競技の予選は売れ残りがかなりあるようです。また意外にも、「当選」しながら購入しなかった人が相当いたことも在庫の原因です。ブームに煽られ申し込み・当選したものの、冷静に考えるとあまりにも高額で断念したと思われます。因みに投稿者は今でも東京五輪に反対なので、申し込みませんでした。
当シリーズで散々書きましたが、相変わらず五輪組織委の運営は杜撰で、今回の販売でも“お役所仕事(殿様商売)”が目に付きます。当選チケットは全部購入するか全て放棄の「雑なやり方」では、当然の成り行きです。また元々の2回目が、「先着順」としていたことに呆れます。先着順では、10日も半月前から長蛇の列、マナーのよい日本人でも割り込みが考えられ、我先にと暴動や人災事故が起こるのは必至です。急遽、抽選に変更されましたが、五輪組織委はどうしてこんなことが、販売直前になるまで気が付かなったのでしょうか。またインターネットにせよ、先着順の申し込みにせよ、事実上、スマホが使えず体力がない高齢者や障害者の入場はお断り!と言っているようなものです。郵送申し込みや学校・町内会を通じた販売など、きめ細かいことができなかったのでしょうか。弱者への思いやり・パラリンピックの精神なんて、まるで持ち合わせていないのですね。
■公式スポンサーに膨大な入場券を配るより関東一円の小中高生に無料観戦を
販売枚数の内訳は、総数900万枚、国内販売500万枚、海外200万枚、大会スポンサー・競技団体・大会関係者などが200万枚です。投稿者が不思議に思っていることは、東京を始め関東の多くの県で開催されます。都税、各県税を多額出費しているにも関わらず、第1回分から観戦(購入)者は全国対象です。つまり開催都県民には、一定の割合で“優先持ち分”というか別枠にして、当選しやすくすべきではないでしょうか? 地域エゴではなく、都の場合、直接間接的に1兆円以上の都民の税金が使われています。多少なりとも、地元民にチャンスを増やすべきと考えます。
その一方で、公式スポンサーに配られる枚数が膨大です(具体的枚数は不明)。社員やその家族、お得先、企業活動目的に配るのでしょうが、リオ・平昌大会など過去の例を見ても、“観戦率”が極めて低いのです。販売・配布枚数的には、会場は満員になる予定もガラガラだったりすることが多々あったのです。会社から無料支給されても、関心がない競技はいかないでしょう。そんなことをするより前回の東京大会のように、この場合は『学徒動員?』が教育的にも入場者数にも貢献します。関東一円の小中高生に、人生のうちほぼ1回のオリンピックが見られれば、一生の思い出になり、選手を志すきっかけにもなるのです。学校連携観戦チケット分もあるようですが、2020円の有料です。こんなやり方より、社会科見学の一環として、学校全体で無料の観戦・応援が望ましいと考えます。五輪組織委はスポンサーに気遣いするより、明日のスポーツを担う純真な若者にチャンスを与える必要があります。
ROUND6 オリンピック精神を忘れた2020東京オリンピック編 6
五輪入場券の急遽セカンドチャンス販売は大量に売れ残った「在庫一掃セール」
※コロナ禍以前の投稿です
ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。記事は2019年7月、旧ブログに投稿したものです。アスリートファーストの尊重は微塵もなく、政治家・経済界・五輪関係者などは己の思惑・利益・保身のために、東京オリンピックの悪用が目に余ります。年月が経過しても、ブログにてその検証や事実を残しておく必要があると考えます。
■五輪組織委の雑な“お役所仕事(殿様商売)”では売れ残るのは当たり前
あなたは、東京オリンピックの入場券が当たりましたか!当たった・いやハズレた・・・? さて五輪組織委員会は、急遽、当初の予定になかった「セカンドチャンス」と称する、落選者に限った抽選販売を8月に行うことを発表しました。1回目分400万枚を用意していたが、大騒ぎの割に実際に売れたのは300万枚超だそうです。予想外の売れ残りに困り、「セカンドチャンス」とは言うものの、真相は『在庫一掃セール』(タイムサービス)そのものです(笑)。当初目的数の未達分が販売されます。なお今回はセカンドチャンスと呼び、予定している第2回抽選販売は秋以降です。紛らわしい名称からも、混乱ぶりが分かります。開閉会式や人気種目の決勝は売れても、人気のない団体競技の予選は売れ残りがかなりあるようです。また意外にも、「当選」しながら購入しなかった人が相当いたことも在庫の原因です。ブームに煽られ申し込み・当選したものの、冷静に考えるとあまりにも高額で断念したと思われます。因みに投稿者は今でも東京五輪に反対なので、申し込みませんでした。
当シリーズで散々書きましたが、相変わらず五輪組織委の運営は杜撰で、今回の販売でも“お役所仕事(殿様商売)”が目に付きます。当選チケットは全部購入するか全て放棄の「雑なやり方」では、当然の成り行きです。また元々の2回目が、「先着順」としていたことに呆れます。先着順では、10日も半月前から長蛇の列、マナーのよい日本人でも割り込みが考えられ、我先にと暴動や人災事故が起こるのは必至です。急遽、抽選に変更されましたが、五輪組織委はどうしてこんなことが、販売直前になるまで気が付かなったのでしょうか。またインターネットにせよ、先着順の申し込みにせよ、事実上、スマホが使えず体力がない高齢者や障害者の入場はお断り!と言っているようなものです。郵送申し込みや学校・町内会を通じた販売など、きめ細かいことができなかったのでしょうか。弱者への思いやり・パラリンピックの精神なんて、まるで持ち合わせていないのですね。
■公式スポンサーに膨大な入場券を配るより関東一円の小中高生に無料観戦を
販売枚数の内訳は、総数900万枚、国内販売500万枚、海外200万枚、大会スポンサー・競技団体・大会関係者などが200万枚です。投稿者が不思議に思っていることは、東京を始め関東の多くの県で開催されます。都税、各県税を多額出費しているにも関わらず、第1回分から観戦(購入)者は全国対象です。つまり開催都県民には、一定の割合で“優先持ち分”というか別枠にして、当選しやすくすべきではないでしょうか? 地域エゴではなく、都の場合、直接間接的に1兆円以上の都民の税金が使われています。多少なりとも、地元民にチャンスを増やすべきと考えます。
その一方で、公式スポンサーに配られる枚数が膨大です(具体的枚数は不明)。社員やその家族、お得先、企業活動目的に配るのでしょうが、リオ・平昌大会など過去の例を見ても、“観戦率”が極めて低いのです。販売・配布枚数的には、会場は満員になる予定もガラガラだったりすることが多々あったのです。会社から無料支給されても、関心がない競技はいかないでしょう。そんなことをするより前回の東京大会のように、この場合は『学徒動員?』が教育的にも入場者数にも貢献します。関東一円の小中高生に、人生のうちほぼ1回のオリンピックが見られれば、一生の思い出になり、選手を志すきっかけにもなるのです。学校連携観戦チケット分もあるようですが、2020円の有料です。こんなやり方より、社会科見学の一環として、学校全体で無料の観戦・応援が望ましいと考えます。五輪組織委はスポンサーに気遣いするより、明日のスポーツを担う純真な若者にチャンスを与える必要があります。