食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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635万円の東京五輪観戦パックを大会組織委が販売・富裕層優遇に批判/東京五輪の危うさR6-7

2021年04月30日 | 東京五輪の危うさ
Oiympictp2 少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.68
ROUND6 オリンピック精神を忘れた2020東京オリンピック編 7
635万円の東京五輪観戦パックを大会組織委が販売・富裕層優遇に批判

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ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。記事は2019年8月、旧ブログに投稿したものです。アスリートファーストの尊重は微塵もなく、政治家・経済界・五輪関係者などは己の思惑・利益・保身のために、東京オリンピックの悪用が目に余ります。年月が経過しても、ブログにてその検証や事実を残しておく必要があると考えます。

■開閉会式・陸上男子100m決勝などと高級料理がセットになったパッケージ
東京オリンピックの人気種目の入場券が取れないと不満が渦巻く中、何と大会組織委が旅行会社に委託契約とはいえ、明らかな富裕層向け・大金持ち優遇のパック販売に問題が起こりそうです。「公式ホスピタリティパッケージ」と称すパックで、大会の入場券組み合わせとラウンジの高級料理がセットになったものです。8月下旬以降に、受付が開始されます。最高額635万円を含め、5段階のランクがあるそうです。民間が自由に販売するならともかく、大会組織委員会が関与していることに、富裕層優先・オリンピック精神を忘れた、あまりにも酷いやり方に厳しく批判したいと思います。

635万円コースは、内訳を見ただけで驚きます。開会式+閉会式+陸上男子100m決勝+男子400mリレー決勝など、誰もが見たい11枚の観戦組み合わせになっています。また観戦ともに、競技場のラウンジで高級料理のサービスが付いている高付加価値商品です。その他のコースも、開会式+閉会式のセットと食事が180万円。あるいは単体で、人気種目16種の競技チケットも売り出します。例えば野球決勝35万円、サッカー決勝30万円など。国民が喉から手が出るほど欲しいチケットを高額で別売する姿に、誰のための東京オリンピックか? 今までも指摘した大会組織委員会の傲慢な姿がまた見えました。

■欧米ではVIPコースは当然でも平等精神を尊ぶ日本では馴染まない
欧米のスポーツ界ではVIPコースは当たり前だそうですが、日本の格差社会が進む中、ましてフェアプレー精神や青少年が主体のオリンピックでは避けるべきです。主に外国人を対象にしているのでしょうが、調子に乗った我が国の“成金紳士”が得意顔で現れるでしょう(皆様も想像できますよね・笑)。それこそ東京オリンピックは日本の良さ・日本独特なことをアピールしたいと大会組織委員会が言っていたので、平等精神を尊ぶ日本は馴染まないとして、こうした商品の企画をやめるべきでした。

「東京オリンピックの危うさ」シリーズでは、オリンピックを口実にした政界・財界の税金投与や醜い利権争いを特筆して参りました。アスリート・観客・青少年優先から大きく逸脱し、「若い力」を活かすどころか、金持ち・富裕層の「金(かね)の力」が蔓延る大会になることは必至です。庶民が大枚をはたいて買う入場券の負担感、あるいはチケットが取れない不満感。国際文化とは言え、庶民を置き去りして、こうした「特別券」を平気で売り出す感覚が、残念でたまりません。

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