家庭用品の危険シリーズ ■シャワー/風呂
シャワーはトリハロメタンを大量発生させ神経や内臓に影響
風呂場が映画のような怖いシャワーシーンにならないように
■一番風呂は気持ち良くても塩素の悪影響を受ける
お風呂は、一日の仕事の疲れやストレスを取り除き、ありがたいものです。「シャワー」だけで済ます方もいますが、気を付けないとあなたの風呂場は映画「サイコ」のような怖い“シャワーシーン”になってしまいます(ギャグです)。昔からお年寄りには、“一番風呂”に入らせてはいけないと言われてきました。誰かが入った後の風呂の湯が柔らかいのは、最初の人が文字通り“献身的に?”塩素を取り除いていたのです。
塩素は、飲み水の場合は病原菌に汚染されないために必要な成分です。しかし新しい風呂湯やシャワーでは、毒物を浴びているように肌や髪にダメージを与えているのです。塩素によって、皮膚の弱い方はヒリヒリしたり髪の毛がキシキシします。しかし問題はそれだけでなく、トリハロメタンが発生することです。
水道水の水源の汚染がひどくなると、浄水場では大量に塩素が投入され、その塩素が有機物と反応して発ガン物質のトリハロメタンが発生します。トリハロメタンは、中枢神経や腎臓・肝臓にダメージを与え、トリハロメタンが入った水を毎日飲んでいると流産の恐れが異常に高まるデータがあります。
もっと怖いのは化学物質全般に言えることで、飲むより気体で肺から摂り込むと、分解することなく全身へ血液と一緒に回るので危険性が高いのです。トリハロメタンを吸うことは、飲むより毒性は1,000倍も高いのです。そのトリハロメタンを大量に吸い込む場所が風呂場であり、中でも怖いのがシャワーなのです。
■風呂場の窓を大きく開けたり換気扇を回すこと
シャワーによってお湯(水道水)は拡散し、トリハロメタンが一挙に風呂場に揮発して、大量に吸い込むことになるからです。シャワーは、トリハロメタンを多く発生させる中で、1回に100Lもの水道水が使われます。また毎日のことだけに、吸引量も多くなります。でも根本的な対策となると、数十万円以上も掛かってしまいます。危険とは分かっていても、それだけの費用は掛けられません。
そこで一番簡単で安上がりな方法は、できるだけ窓を開けたり換気扇で風呂場の空気を外に出すしかありません。トリハロメタンを吸ったからといって、すぐ病気になるものではありません。しかし知って対策しているのと知らないのでは、一生のうちでは随分身体への影響は違ってきます。できるだけシャワーは少なめにして、また換気を心掛けましょう。
環境問題からも家庭の排水は、油をそのまま流さず、また洗剤も無闇に使わないことが叫ばれています。必要以上に水を汚せば危険な化学物質に変化し、また水道水も大量の「塩素」を使わざるを得なくなり、自分達へ直に“しっぺ返し”されます。このように環境悪化で案外見落とされているのが、「水」です。
風呂・洗濯など単なる水そのものを使う(流す)だけで、自然界に大きなダメージを与えているのです。さらには“節約”の問題からも、現在の風呂システムのシャワーは、ガス・水を余分に使うだけでなく、介在する電気も余分に消費するのです。環境を考えましょう。まとめとして、汚れた川や水源から水道水を取水する地域の方は、塩素とトリハロメタンを十分に認識しましょう。
■■危険への対策■■
塩素を取り除くご案内です。トリハロメタンは、前述のように簡単に排除できません。
風呂そのものに、ミカンの皮を入れておくだけです。
シャワーヘッドや蛇口に、塩素を取り除くカートリッジを取り付けます。数千円で売っています。