回転寿司の真相シリーズ86皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND5 レーンから下げた売れ残り握りのシャリまで使い回す
回転寿司店は食べられるネタやシャリを平然と棄てて罰が当らないの?
私が小さい頃、「食べ物を捨てたら罰(ばち)が当たる」と親から叱られて、食べ物を大事にしてきました。前号のように、食べられる回転寿司ネタやシャリを平然と棄てたら、罰が当らないのでしょうか?と疑問も湧いてきます。しかしお客様の前にまだ出していないネタやシャリでも、時間経過した食材は使ってはいけないのです。ましてやレーンから下げたネタやシャリを使い回すことは、非常識・論外です。細菌に弱い年配者や子供の利用率が高いのも、回転寿司店の特徴だからです。
つまりお客様の体調は分からないため、外食産業は一律にキチンと廃棄することが基本です。食中毒を起こした店では、必ず“もったいないから~”と言い訳をします。店側に、そうした論理が先行すると食品の安全、衛生維持が保たれません。食べ物そのものがもったいないのではなく、利益が減ることがもったいないからなのです。オープン当初は衛生管理がしっかりしていても、経営悪化から使い回しが常習化し、食中毒事件を起こせば犯罪者として堕ちていきます。
そもそも古くなったネタを平気で出す経営者は、元々衛生管理はおろか他の面でも無頓着だと思います。遅かれ早かれ細菌禍・食中毒を出して、末路は哀れな倒産が待っています。飽くまでも飲食店の場合ですが、古くなった食べ物を何度も使い回していたら、遂に“罰が当たる”のです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。