食品のカラクリと暮らしの裏側

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恥ずかしながら「よっこいしょういち!」(横井庄一)と声を出して身体を動かした/少数派

2019年05月06日 | 暮らし
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/暮らし
恥ずかしながら「よっこいしょういち!」(横井庄一)と声を出して身体を動かした

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ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。

私達が平和と健康を維持するため「よっこいしょういち!」を言い続けたい
歳を取ると腰掛ける・立ち上がる時、身体を動かす際に、ついつい「よっこいしょ」「よっこらしょ」「どっこいしょ」などの声を出してしまいます。先日、娘が居酒屋で上司か先輩との団欒の中で、「よっこいしょういち!」の掛け声を教わったらしく、家に帰ってから立て続けでした。私に知っているかと聞くので、当然だと答えました。これも、「地口(じぐち)」の1つでしょうか。翌日、数十年ぶりに、恥ずかしながら「よっこいしょういち!」と言って身体を動かしたら、あまりにも可笑しくて、1日中、ぶっぱなしていました。それ以降も、「よっこいしょういっつぁん(さん)」を連発中です。数十年前は、随分と「よっこい~」と「恥ずかしながら」の両方を言いましたね。若くてご存じない方は、語源となった横井庄一氏を理解しておきましょう。

「よっこいしょういち!」の掛け声は、1972(S47)年に旧日本兵・横井庄一氏がグアム島のジャングルから28年ぶりに奇跡的に帰還した後、小学生の間で自然発生的に流行りました。21世紀に入ってからもアニメで使われ、比較的最近では綾瀬はるかがTVドラマで言っていたそうです。一方、大人の間では横井氏の帰還一声の“恥ずかしながら”が流行りました。仕事で軽いミスした時や遅刻時、あるいは答を求められた際も、枕詞のように「恥ずかしながらわたくしは、~」などと笑いのコミュニケーションとして使われました。横井氏には失礼でも、私達がこれからも平和と健康を維持するため、また彼の苦労を無駄にしないために、今後も長く「よっこいしょういち!」を言い続けたいですね。昨今の地口なら、逆走や歩きスマホ(ポケモンGO)事故対策に、「巻き添え要注意!」(前都知事・舛添要一)でしょうか!

戦後も30年近く現地で戦闘体制だった横井庄一氏・小野田寛郎氏
横井庄一氏は、戦時下グアム島に送られました。1944(S19)年、米軍5.5万人がグアム島に総攻撃、激しい戦闘の結果、旧日本軍は全滅と思われました。しかし横井氏等は山奥に逃げ込み、戦後もジャングルに28年間潜み、1972年1月、地元民に捕らえられたのです。日本から派遣された職員に「恥ずかしながら、生きながらえておりました」、日本に帰還した際のインタビューでは「恥を忍んで、帰って参りました」と語りました。グアム島最後の一兵として生き延び、57歳の帰還でした。戦前は、生きて日本へ帰るな!が厳命でした。終戦から27年経ったのに、まだ戦闘体制でいたと国民全体が驚愕し、日本中を揺るがす大センセーショナルでした。帰還後はすぐお嫁さんが決まり、故郷の名古屋市で生活を始め、その後、耐乏生活評論家として全国を回りました。1997(H9)年没・82歳

その2年後1974(S49)年3月には、今度はフィリピン・ルバング島で小野田寛郎氏が見つかりました。小野田氏は、日本が戦争に負けたこと、東京オリンピックが開かれ新幹線が開通したことまで知っていました。しかし上官の命令がないと戦闘体制は解除できないと、強く拒みました。急遽、日本から当時の上官を呼び寄せ、ジャングルの奥深くまで入って説得の結果、応じました。小野田氏ばかりが注目されあまり知られていませんが、ジャングルで小野田氏といっしょにいた小塚金七氏は、その1年半前の1972(S47)年10月、姿を発見され現地の戦闘で射殺されてしまいました。戦後27年も生き延び、直前の戦闘に巻き込まれなければ、小野田氏といっしょに晴れて日本に帰れたはずです。本人もご家族も、極めて無念だったでしょう。小野田氏2014(H26)年没・91歳

2018.6.15追記/コミック誌炎上を受けて、当ブログ「よっこいしょういち」の見解
「よっこいしょういち!」のフレーズは不謹慎として、炎上させたネット者がいました。この人間は、ただただ戦争を美化し、横井氏帰還時の背景をご存じない歴史観のない人間と考えます。当時、リアルタイムで見ていましたが、国民全体が横井氏の苦労を分かち合い、誠実な人柄に共感しました。だからこそ“横井ブーム”(本文参照)が起こり、小学生間で「よっこいしょういち」言葉が発生し、今日まで好意的に受け繋がれてきた経緯があります。帰還後の横井氏の努力、無残な戦争を忘れないためにも、「よっこいしょういち」は消えてはならないと考えます。むしろ誤った戦争、並びに戦争を起こした当事者を批判すべきです。未だに偏った戦争観によって、反省もなく先の戦争を「聖戦」と賛美し、再び戦争をする国造りを目指す自民党こそ、非難を浴びせることが必要です。 ブログ管理者

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