食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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安倍首相は首相晩餐会をホテルニューオータニで開いたのは桜前夜祭の借りを返すため/少数派

2022年07月09日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL.28
安倍首相は首相晩餐会をホテルニューオータニで開いたのは桜前夜祭の借りを返すため

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冒頭・投稿者より/安倍元首相が死去しました。どんなに悲劇的なことでも、安倍氏のやってきた事を肯定することはできません。死と生前の言動は別々に考えるべきであって、生命倫理に反することではないと考えます。数え切れない負の遺産さえ忘れ去られるのが世の常、それどころか見る間に美化・賛美が始まっています。今こそさらなる安倍政治の横暴、政治の私物化を検証すべきです。

■入札もせずホテルニューオータニに決めたのは入札特有のカラクリを使ったか?
前号では、2019年の天皇即位関連行事の「安倍首相夫妻主催晩餐会」(経費・税金1.7億円)が、入札なしにホテルニューオータニに決めた疑惑を追及した<リテラ・スクープ>の内容をお伝えした。今号は誠に申し訳ないが、前々号<リテラ・スクープ①>と前号<同②>をご覧になっていないと分かりにくいので、まだの方はまず下記のリンクをご覧頂きたい。その上で今回は、投稿者独自の推察を申し上げる。結果を言えば、安倍首相は桜前夜祭におけるホテルニューオータニへの借りを返すため、晩餐会を同ホテルにすることを指示したのではないかと判断する。いやいや安倍首相とホテルニューオータニは、以前からズブズブの関係だったと推察する。
「ホテルニューオータニも「桜前夜祭」宴会場室料を87%も割引きする癒着ぶり<リテラ・スクープ①>」
「安倍首相夫妻晩餐会(経費1.7億円)が入札なしにホテルニューオータニに決まる疑惑<リテラ・スクープ②>」
LITERA(リテラ)は、痛烈な政治批判するサイト(下記リンク参照)。 「LITERA」サイト ← クリック!

ここからも全て投稿者の文章/まず押さえておきたいのは、安倍首相夫妻が主催する晩餐会であっても、経費1.7億円は私達の貴重な税金(公金)だ。そもそも、そんな高額で開く意味があるのか単純な疑問を持つ。また当時、天皇の名を借りた政治活動だと批判された。それが全うな根拠もなく、また入札もせずホテルニューオータニに決めたことは、やはり問題だ。ご存じのようの官庁入札は、原則、入札額の低い企業などに決定される。入札もせずと書いたが、政府は選定条件(事項)を4点挙げ、他者は該当しなかったと言うことだ。そこには、官庁入札や実際にあった豊洲新市場候補地選び(こちらは入札ではなく選考)など特有のカラクリが潜んでいる。例えば入札側がA社に決めたいという意図があった場合、候補のA社・B社・C社3者の中から、事前にA社だけが備えている「特有の条件」をあれこれ無理やりひねり出して入札条件に入れ、残り2者を辞退させる方法だ。今回の経緯は、極めて曖昧だ。なぜ安倍首相は、これほどまでにホテルニューオータニにこだわるのだろうか?

■安倍首相とホテルニューオータニは「越後屋と悪代官」のようなズブズブの関係だった
さて今回の流れで、安倍首相とホテルニューオータニどちらが「見返り」を受けるのか?LITERAの本文では、証拠がつかめないとして断定していない。まずホテル側から見れば、政治家と関係を持つことはメリットがあり、政治家の「お得様」を作りたいと考える。そうなれば、安倍首相を始め自民党議員の派閥や議員個人のパーティー、はたまた政府公式行事に何度も使ってもらうことができる。双方とも見返りはあるが、但し投稿者としての見解は「見返り」は安倍首相側に多くあったと見る。桜前夜祭はどうしても差額を補てんせざるを得ない、補てん額はできるだけ少なくしたい、補てんすれば規正法違反となる、葛藤する秘書の証言のように事前に違反は分かっていた。それでも桜前夜祭は17年から終わりとなる19年まで、ホテルニューオータニで開かれてきた。つまりサントリーの酒無償提供と同様に、毎年、ホテルニューオータニに大幅に割引された宴会場室料の面倒を見てもらったので、安倍首相の一存で晩餐会は「同ホテルを使ってやれ!」と指示を出したのではないかと推察する。

安倍首相はホテルに418万5000円の借り(安くしてもらった分)、片やホテルニューオータニ側は1.7億円の宴会ご褒美が転がり込む。桁が違うのではと思われるが晩餐会の費用は、繰り返すが安倍の腹が痛まぬ別腹の「税金」だ。安倍氏は418万余円自腹が少なくなり、ホテル側は桜前夜祭でその分を損したが、1.7億円もの宴会と差し引きすれば相当儲かり、笑いが止まらぬ図式。「海老で鯛を釣る」が如く、投稿者の造語「桜で菊を咲かす」。前述のように、「桜」(前夜祭)の借りを「菊」(天皇関連行事)で返す。一方、ホテル側は「桜」での損を「菊」で大儲けする。どちらも、上首尾(じょうしゅび)に終わったことだろう。繰り返すが、言わば両者はズブズブの関係になっていた。お互いが、「見返り」を受ける・求める関係だったのだ。時代劇の「越後屋と悪代官」の関係に酷似する。安倍氏が、例の“悪代官の台詞”を言ったは分からないが(笑)。ホテルニューオータニは、1964年、前回の東京五輪を始め大々的に国家事業に参画してきた企業。他にも沢山、政治的バーター取引があるのではないかと思う。

スポット
1963年、東京五輪開催に向けて外国人宿泊用として政府の要請でホテルニューオータニの建設が始まった。実質、建設期間は1年半しかなく、突貫工事の連続だった。現在、ホテルや住宅で、当たり前になったバス・トイレが一体化した「ユニットバス」は、同ホテル建設のために考案開発された。人気を博した最上階の「回る展望台レストラン」(回転ラウンジ)は、戦艦大和の主砲塔を回転する技術を継承する尼崎製鉄(現神戸製鋼所)の特殊な軸受が使用されている。なお2018年に老朽化、安全上の理由より停止された。年配者にはご記憶の、森村誠一の小説で映画化もされた「人間の証明」の舞台となった。回転ラウンジのシルエットが麦わら帽子に見え、物語の重要な鍵になっている。

Sankoub 桜を見る会特集
前号/27・安倍首相夫妻晩餐会(経費1.7億円)が入札なしにホテルニューオータニに決まる疑惑<リテラ・スクープ②>

Ntopkeiji

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