回転寿司の真相シリーズ281皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
回転寿司店では大小ネタを抱き合わせにしているので瞬時に見極める眼を!
回転寿司は流れるネタの大きさの見極め方が大事で、気楽に食べている場合ではないのです
(笑)。しかしジロジロと慎重に見ていたら流れ過ぎてしまうので、「瞬間芸」(判断)が求めら
れます。そもそも魚は工業製品のように同じ大きさではなく、また捌く箇所によって大小の差や脂
の乗りの相違が出てしまいます。できるだけ大きさを合わせても、若干は大小の差は仕方ないこと
です。
そのため2貫1皿単位で、“ネタ(大きさ)の抱き合わせ”をしています。大きなネタが流れて
きたと思っても、その陰になって見えない隣の1貫は小さいことを知っておきましょう。店によっ
ては意図的に、お客から見て手前に大きいネタ、向う側に小さいネタを並べてレーンに流します。
また大きさ以外にも、魚の部位による脂の乗りが違う抱き合わせもしています。
“大小抱き合わせ”にして1皿のバランスをとっていることが分かっていれば、慌てて手を出す
こともありません。逆に考えれば明らかにネタにバラツキがあることは、店で捌いた魚です。一方、
きっちり綺麗に切り揃えられ寸分違わぬネタは、冷凍パックで輸入される抗生物質たっぷりの中国
産や中国加工のネタです。魚である以上、個々のネタは大きさが違うことを申し上げたかったから
です。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。