魚を大事にしない日本人シリーズ R2-11
ROUND2 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
フードマイレージの異常さが地球温暖化・地球環境悪化の一因に
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食料全体の日本のフードマイレージの話を続けます。日本のフードマイレージ9002億t・kmは、食料が運ばれて来る欧米から遠く離れているとはいえ、悲しいぐらいの異常値です。ただ各国の人口や産業形態にも大きく左右されるため、日本は韓国の3倍近くあっても1人単位で見ると、日本が7,000t・kmに対して韓国が6,500t・km、同じと見ることができます。一方、アメリカは、1,000t・km程度です。
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日本は距離が近い中国からの食料輸入が多くても、食料自給率が低い上にアメリカから大豆・穀物の大半を輸入するため、フードマイレージが膨らんでしまいます。フードマイレージの多さ、イコール石油消費量に繋がり、かつ地球への負担を大きくするものと考えて下さい。そこで日本は、フードマイレージ全般を見直そうという背景があり、その最良策が「地産地消」(国産国消)や食料自給率のアップです。
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地産地消は、食の安心・安全以外にも考えるべきものなのです。とはいえ産業構造や国家間の問題が複雑に絡み合っているため、掛け声や安易な方策だけでは、フードマイレージ・食料自給率・国際的地産地消の“環境アップトリオ”は、そう簡単に解決はできません。でも長い時間が掛かっても、改善すべきと考えます。
▽世界各国のフードマイレージ ワースト5/図表 (前出)
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2003年 農林水産政策研究所より
※データは古いですが、現存するフードマイレージはこれのみです。