回転寿司の真相シリーズ130皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND8-A 暗躍する水産業者・水産加工業者
回転寿司を食べるなら東南アジアの女性達の苦労に思いを馳せよう
想像を越える過酷な労働によって日本の回転寿司店は経営ができる
散々、中国の養殖魚や抗生物質などの管理が杜撰と申し上げたのは、現地の経営者への批判です。その陰で、中国や東南アジア諸国の貧しい女性達が、日本の回転寿司ネタやスーパーの切身・冷凍加工品を作るために、本当に悲惨な作業や苦労していることを知るべきです。
現地の大規模工場では、外気40℃以上も、室温10℃前後の寒さに震える環境下、一日中、1,000人~2,000人の人海戦術で、魚の頭・内臓の残滓除去からネタを同じ大きさに切る作業などの連続です。鯖(さば)や鮭(さけ)などの骨も、一本一本ピンセットで抜く骨抜き作業を行っています。炙り鯖(さば)は、逆に高温の中で女性が一々バーナーで炙り、冷凍にして日本へ送っているのです。骨は抜いても手は抜けない“骨のおれる”作業など、低賃金や過酷な労働条件下で働いています。
回転寿司を食べて美味しかった、1皿100円で安かった!で終わることなく、彼女達の苦労に思いを馳せて下さい。中国や東南アジアの女性を、従属的に扱っている背景があるからこその単価なのです。政治は中国と対立していても、中国や東南アジア諸国の貧しい労働者によって日本人が食べる魚介類や回転寿司ネタが成り立っている現実があることを忘れないで下さい。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。