回転寿司の真相シリーズ129皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND8-A 暗躍する水産業者・水産加工業者
回転寿司店の中には水産マフィア絡みで海外の冷凍ネタを仕入れる
海外水産加工業者からの輸入されるネタ/回転寿司店の仕入れルート6
ここまで、数々の仕入れルートをご案内して参りました。やっと回転寿司ネタ・仕入れの“本丸”に辿り着きました。残念ながら世の中の大多数の方が、回転寿司は国内産の本物魚(一般魚)、天然物(もの)と誤認しているようです。だからお年寄りから子供まで押し寄せ、繁盛しているのです。しかし回転寿司店は、とんでもないルートからとんでもないネタを仕入れていることがお分かり頂けたでしょう。国内産のネタは、少ないのです。
回転寿司業界は、予め海外現地でネタサイズに切った冷凍加工ネタの供給(輸入)がなければ成り立ちません。中国や東南アジアの養殖魚やネタの現地加工が伴うことから、海外水産加工業者の手を必要としています。ネタによっては、米国・カナダ・ロシア、南米チリ・西アフリカなど地球的規模ほどに手を伸ばしています。さらには堂々と、ネタの供給の大半を占める偽装魚(外国の別種魚や深海魚)の納入の面倒も見るのです。名だたる日本の大手水産企業・水産商社も、偽装魚に関与しています。
こうした背景から回転寿司ネタの入手には、国際的な水産マフィア・暴力団などの“黒い影”の関係も必要になる訳です。1皿100円なのは、回転寿司店の企業努力ではないのです。回転寿司業界を取り巻く、大規模な水産マフィア・暴力団・水産ブローカー・国内外の特殊な水産業者などが複雑に絡み合った結果だとお分かり頂けたと存じます。
▽海外の水産加工業者からのルート
図表/回転寿司の真相
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。