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バレンタインデーは聖バレンタインの処刑日、日本ではチョコメーカーの販売戦略に使われる/少数派

2025年02月10日 | 気象・季節・暦
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バレンタインデーは聖バレンタインの処刑日、日本ではチョコメーカーの販売戦略に使われる

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■メリーチョコ社が“愛の告白”作戦、ホワイトデーはマシュマロメーカーが考え出した
池上彰氏のTV番組を参考にしました/2月14日の「バレンタインデー」を、楽しみにしている方が多いと思う。でも歴史と背景を紐解くと、チョコを食べている場合ではありません(笑)。2月14日は、ローマ帝国の時代に聖バレンタインが処刑された日だ。一方の日本のバレンタインデーにチョコを送るのはチョコレートメーカー、お返しのホワイトデーもマシュマロメーカーとデパートが仕掛けた“販売戦略”だった。さて3世紀の頃、ローマ皇帝は兵士の士気が下がるとして兵士の結婚を禁止していた。ところが聖バレンタイン(ウァレンティヌス・キリスト教聖職者)が憐み、ある兵士を密かに結婚させてあげた。それが皇帝バレてしまい、処刑されてしまった。それが2月14日である。世界では聖バレンタインに祈りを捧げると、破れた恋愛が復活する伝説が残っており、2月14日が「愛の日」にはなっている。でも日本以外では、夫婦や恋人同士や男性間でもお互いにカードや花を贈り合う、食事に連れていくなど誕生日祝いの感覚である。

女性から男性へチョコを送る、女性から男性へ愛の告白ができると言うのは日本だけ、日本独自のバレンタインデーの習慣だ。それもそのはずで詳しく説明すると、仕掛けたのが日本のチョコレートメーカー「メリーチョコレートカムパニー」社。1960年代に、「女性から男性に、年に1度愛の告白ができる日」と銘打った販売戦略だった。当時の昭和の時代は、中々女性からプロポーズできる時代ではなかったのでそれを逆手にとり、“女性が勇気を奮って愛の告白ができるようにする”キャッチフレーズがバカ受けした。チョコをもらった男性がお返しをする3月14日の「ホワイトデー」、これもマシュマロメーカーが考え出した戦略だった。最初はマシュマロデーとしていたが、販売するデパート側がマシュマロの白を印象付ける「ホワイトデー」を提案して変更された。どちらも商魂のたくましさに、若い男女が振り回されて今日に至る。日本企業の商魂に、世界の宗教感や日本の伝統さえも壊してしまう勢いだった。

その流れから、「義理チョコ」も一世風靡したが今は昔。義理チョコは男性・女性とも気を遣う・遣わせることから嫌われ、コロナをきっかけに廃れた。あるデパートの調査では、2017年に職場などで義理チョコを贈る割合が70%もあったのが、24年ではたった3%までに落ち込んだ。投稿者も若かりし頃はそれなりにやり取りしたが、やはり当時空しさを感じており義理チョコとさらに年賀状(ギリ賀状)の風習も弱まって、よい傾向と思っている。TV番組の終わりに池上氏らしく、チョコと世界情勢・経済傾向をまとめた。義理チョコが不振になったのは、他にチョコの値段が非常に高くなったこともある。その理由が①物価高騰・円安の影響。②アフリカのカカオが不作。③中国・インドが裕福になり需要が急増。④チョコに使う油脂はウクライナ産が多く、ロシア・ウクライナ戦争で油が急騰しているなどの状況解説がされた。投稿者が独自に追記したいのは、カカオ生産国は貧しく世界の主要国や原産国企業の労働搾取が酷い。コートジボワールやガーナなどカカオを栽培する現地労働者は、1日、日本円で数円から数十円程度の賃金で、彼等にとって普通のチョコレートでさえ目が飛び出るほどの価格であり食べたことがないそうだ。このことを知って、悲しい思いになった。日本はバレンタインデー・ホワイトデーだと遊び半分で、チョコをぞんざいに扱うべきではない。

余談(再出)/投稿者は2月・4月を迎えると鬱陶しさを感じる。花粉症ではなく、2月・4月のアクセント。NHK放送文化センターのHP(最近気になる放送用語)を見ると、『「~月」のアクセントには、「尾高型<おだかがた>」と「頭高型<あたまだかがた>」がある。尾高型は、「~月」の終わりまでを高く発音するもので、1、2、4、6、7、8、10、11、12月。頭高型は、最初の1拍だけを高く発音するもので、3、5、9月。ところが本来・尾高型の2月と4月を、頭高型で[ニ\ガツ][シ\ガツ]と発音する人が増えています。間違えないように、「頭高はゴー(5)、サンキュー(3・9)」と覚えておきましょう』。

Sankoua
日本のチョコレートが美味しくないのは本場ヨーロッパとは全くの別物だから
板チョコの「溝」は割りやすくするためではない!製造時に熱を逃がす・早く均一に固めるため

Ntopkeiji

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