食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

ホテルニューオータニも「桜前夜祭」宴会場室料を87%も割引きする癒着ぶり<リテラ・スクープ①>/少数派

2022年07月07日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL.26
ホテルニューオータニも「桜前夜祭」宴会場室料を87%も割引きする癒着ぶり<リテラ・スクープ①>

M4992898_sb
左|ザ・メイン(宴会場・鶴の間がある)  右|ガーデンタワー

■麻生派パーティー宴会場室料は1400万円、同じホテルでも「桜前夜祭」はたった60万円
今号は、安部首相(当時)の「桜を見る会・前夜祭」に、サントリーだけでなく宴会場だったホテルニューオータニまでもが、宴会場室料を破格の割引をするなどの癒着ぶりを報じた<リテラ・スクープ>の内容を2回に渡りお伝えする。
LITERA(リテラ)は痛烈な政治批判するサイト(下記リンク参照)で、その文章を活用した(投稿者が割愛・一部修正した箇所あり)。 「LITERA」サイト ← クリック!

ここからがLITERAの文章/「桜を見る会・前夜祭」に、さらに疑惑が再浮上している。それは、前夜祭会場であるホテルニューオータニをめぐる政治の私物化問題だ。サントリーからの酒の無償提供を受けて、安倍事務所側はホテルニューオータニに持ち込んだのだが、この時、ホテルニューオータニは酒の持ち込み料を無料にしていた。この件について東京新聞は、「ホテルの担当者によると、一般的な持ち込み料の単価は1本3000円程度である」ことから、少なくとも2017~19年の3年間で計約100万円相当のサービスがあった計算になると報道。これがサントリー同様、企業からの違法な寄附にあたる可能性があると伝えた。さらに宴会場を使用する「室料」でも、ホテルニューオータニが異常なサービスをおこなっていた。開示された刑事確定記録をもとに、2019年の前夜祭でホテルニューオータニが安倍事務所に出した見積書を掲載。

それによると、前夜祭がおこなわれた宴会場「鶴の間」の室料は2時間で通常450万円だと記載されているのに、備考欄で390万円も値引きされ、たったの60万円で見積もられていたのだ。しかも、小宴会場である「桜の間」「吉祥の間」の室料も通常料金で合計28万5000円であると記載されながら、備考欄には「サービスさせて頂きます」とあり、使用金額は両方とも0円となっていた。つまり、ホテルニューオータニは見積書において、合計418万5000円もサービスしていたことになるのだ。実に、驚きの87%引きである。ホテルニューオータニの営業担当者は供述調書で、「数百人分の料理の注文があった場合などは一般のお客さまにも室料の値引きをしている」と説明しているが、1回で418万円を超えるこの値引きは明らかに異常だとしか言いようがない。それは、麻生財務相の派閥パーティと比較すればよく分かる。会場経費は、1406万6374円、参加者1000人、飲食なし(後日、ホテルのカレーが受け取れる引換券付)。ほぼ全額が宴会場室料と言ってもいい。一方、桜前夜祭は800人。

■大手ホテルへの酒類持込料は1本5000円を取るところも、でも桜前夜祭は「無料」
ニューオータニによると、一般のパーティーなどで酒類持ち込み料をサービスした理由は記録には見当たらない。東京都内の他の大手ホテルの話では、室料を値引きする場合はあるが、飲み物については無料での持ち込みを原則認めない例がほとんど。一方、あるホテルは「飲料メーカーが宴会で自社製品を出す場合でも料金は取る。うちの場合はウイスキー1本で5000円程度だ」と明かす。ニューオータニは、主催した安倍氏の後援会との宴会の契約だったにもかかわらず、秘書の依頼に応じ、参加者個人宛ての領収証を出す便宜を図っていたことも分かっている(当ブログ既号)。供述調書によると、営業担当者は「当ホテルから参加者に領収書を発行するのは不自然だった」と認めた上で、その理由を「当時、内閣総理大臣だった安倍氏関連の宴会の受注を失うのは営業的に痛手だった」としている。東京地検特捜部元検事の郷原信郎弁護士は、「違法な補填を形だけでも避けようと必死になる安倍事務所を、企業が助けたという構図。酒類を無償提供していたサントリーにしろ、ホテルニューオータニにしろ、事実上、寄付の意味合いが強い」と指摘する。

再び投稿者の文章|桜前夜祭に協力した見返りにホテルニューオータニが得たものが他に
一般論としてホテルは室料と飲酒が収入源(儲けの元)であり、それが無料及び87%引きで行われたことは異常だ。政治家への寄付に当たり、その「損」をホテルを利用した一般の国民に負担させることになる。天下のサントリーや格式ある有名ホテルまでが、安倍首相に取り込みたく出鱈目なことをする。桜前夜祭は単なる、安倍事務所が差額を補てんした事件だけでは終わらず、法律さえも犯す企業の思惑・忖度が明確になった。だからこの問題は、いつまでも追及しなければならない。まだ何か、あるに違いない。実はLITERAが、もう1つ追及している。次号で紹介するが、ホテルニューオータニが桜前夜祭に協力した見返りに、19年10月に「内閣総理大臣夫妻主催晩餐会」、経費1.7億円(税金)が入札もなしにホテルニューオータニで開かれたことだ。LITERAは、声高に「政治の私物化」と言っている。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/27・安倍首相夫妻晩餐会(経費1.7億円)が入札なしにホテルニューオータニに決まる疑惑<リテラ・スクープ②>
前号/25・第三のビール増税先送りと桜疑惑から見えてくる安倍首相・サントリーの癒着<赤旗スクープ③>

Ntopkeiji

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 江戸しぐさ第5話・肩引き蟹... | トップ | ユンケル黄帝液(佐藤製薬)◇... »
最新の画像もっと見る

国葬・桜・森友・赤木」カテゴリの最新記事