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都心を低空で離陸・着陸を繰り返す羽田新ルートは許されない!3
羽田北風離陸時新ルートは荒川低空を1時間最大23便飛行・1日8時間半の暴挙
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イメージであり実際の飛行対象機種か不明
*VOL.1~2の実際の投稿は、2017年のものです。その後、国交省の悪質な新事実が明らかになったので、ここからは今までの内容を整理し改めて連載を続けます。
■江東区・江戸川区の境・荒川沿いの飛行は年7割に及び最大300日の年もある
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左・画像6*既出/ピンクの帯は上空通過が予想されるエリア 右・画像8/教育上、大きな支障
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■国交省は平然と「落下物はゼロにできない」 「補償保険を作った」と言い切る始末
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説明会の質疑応答をお読みになってから、次号以降で問題の指摘を共有したいと存じます。
*タイトル・補足は投稿者によるもの
【質疑応答】
▽新飛行ルートについて 質問者 「そもそも住宅密集地を飛行ルートにするのは問題だ」
Q.今まで騒音対策から低空飛行は海上ルート(東京湾上)を基本としてきたが、そもそも住宅密集地を飛行ルートにするのは問題だ。
A.発着回数を増やすために新飛行経路を設定した。理解して欲しい。
Q.荒川上空のルート通り飛ぶようになっていても、実際の飛行経路は大きな幅があるのでは。
A.今の飛行機はコンピュータに入力して、ほぼ正確に飛んでいる。
[*補足/これは虚偽発言であり、次号で取り上げる]
Q.隅田川上空でなく、何で荒川上空なのか。
A.建物などの高度制限による。
▽飛行機の落下物について 質問者 「類を見ない補償制度は類を見ないほど危険なコース」
Q.落下物は重大な事故を起こす。どういうコースを飛ぶかは重大だ。実際に飛行機を飛ばしてみるべきだ。
A.離着陸のための空港施設の整備や、離陸経路の設備の設置と確認のための飛行検査がいる。検査が終わらないと飛ばせない。
Q.落下物対策を強化したと言っているが、実際、落下物をゼロにできるのか。
A.落下物をゼロにしたい思いから、厳しい基準を設けている。万万が一の場合の補償制度も設けている。世界で日本だけだ。
Q.落下物被害の補償に保険を作ったというが、補償額はいくらか? 保険は他国・他空港に類を見ない制度と強調されたが、新経路は類を見ないほど危険ということか。
A.万万が一の心配を少しでも少なくするために、日本として保険制度を設けることになった。
▽飛行機騒音について 質問者 「騒音影響の調査が必要で実機による試験飛行をやるべきだ」
Q.例えば、幹線道路のような大きな音が静かな住宅の上から突然降ってくれば、テレビの音が聞こえなくなったり、会話が途切れる。日常生活に大きな障害になる。そういう認識はあるか。
A.この飛行経路で24時間飛ぶわけではないので、ご理解を。
Q.騒音による影響がどうなるか、説明を聞くだけでは分からない。多くの区民が江東区の上空が飛行コースになることさえ知らずにいる。「理解を得て進める」と言うなら、最低限、実機による試験飛行をやるべきだ。
A.試験飛行は簡単に飛ばせないが、皆さんの要望を踏まえて検討する。
▽住民が犠牲になることについて 質問者 「経済優先で住民に犠牲を強いるのか」
Q.都心を飛ばす理由は経済の競争力をつけるためだと言うが、そのために飛行直下では住民が犠牲になることが加味されているのか。
A.もっともなことで、少しでも安全な対策や考えらえる強力な基準や対応を取っており、ご理解願いたい。
▽その他の質問 国交省担当の回答 「北風時、1日最大172便、時間帯は8時間半」
Q.1日何便が飛ぶのか。
A.7時から11時半と15時から19時の間で、最大172便になる
Q.迷惑料はどうなるのか
A.迷惑料の制度はありません。
Q.2020年以降も増便や時間帯を、拡大しなければならなくなるのではないか。
A.羽田について、今のところは2020年以降の計画はありません。
Q.計画を知らない人はたくさんいる。各町会への説明など、いろんな方法でやってもらいたい。
*その他、地方空港や横田基地の利用を検討したのかの質問・意見が続出した。
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次号/4.羽田離陸の巨大機があなたの頭上を低空飛行する荒川上空ルートは許されず撤回を
前号/2.羽田増便計画によって江東区・江戸川区にも大型旅客機が低空飛行する
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