回転寿司の真相シリーズ216皿目 第2部/マグロの赤身・ネギトロ編
ROUND12 質の悪いマグロは植物油や着色料でトロに見せ掛ける
マグロは食べ方次第で有害に、出産前の奥さんのために考えよう
栄養素が高く大切なマグロだからこそ、正しい食べ方をして欲しいのです。マグロは素晴らしい栄養源である一方、食べ方次第では有害になってしまいます。くどいようですが、メチル水銀やダイオキシン類は、妊娠女性(胎児)や小さな子供に大きなダメージを及ぼします。
2人目の赤ちゃん出産を目前に、旦那さんは前祝いにと奥さんと小さな子供を連れて回転寿司店に行くようでは、先が思いやられます。一部のスーパーや多くの回転寿司店は養殖マグロがほとんどであり、質が酷いマグロを植物油や危険度が高い着色料・食品添加物を塗し、誤魔化しているからです。奥さんに栄養を付けようとするなら、信頼のおけるスーパーや正直者の魚屋さんの天然マグロの赤身を選びましょう。値段が高いトロよりも、若干、脂の乗りが少なく物足りなくてもキハダマグロを少々食べる程度が、経済的な上に数段安全です。もっと言えば、青魚がベストです。
旦那さんも育児休業(イクメン)が取れるなら、赤ちゃんや奥さんの世話はもちろん、重要な母子の栄養を気にして下さい。食事を担当する“シェフメン”(シュフメン・主夫とも言う)も、かっこいいのでは? なお独身男性の方も、将来、奥さんになる人?のために今から真剣に考えましょう。かつて結婚式の来賓祝辞の定番は、「3つの袋」でした。堪忍袋(我慢)、お袋(双方のご両親を大事にする)、そして3つ目が胃袋(健康)です。いずれも大事ですが、この連載ではご家族の健康・食事の大切さを強調しておきたいと思います。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。