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FIFA・W杯②華々しいピッチの裏でFIFAやカタールは組織的汚職や利権構造が明らかに/少数派

2022年12月23日 | スポーツ
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FIFA・W杯②華々しいピッチの裏でFIFAやカタールは組織的汚職や利権構造が明らかに

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■カタールは国の威信を示したい・FIFAはビッグイベントで儲けたい→全くIOCと同じ体質
4年に1度のビッグイベントFIFA・W杯は、日本チームの活躍から始まり、決勝戦のアルゼンチン対フランスの熱戦へと盛り上がった。それに対しイチャモンを付けるな!と仰りたい方がいるのを承知で、批判投稿を続ける。サッカー競技や選手に責任はないが、皆様が盛り上がれば盛り上がるほど巨大な利権や汚職が生まれやすく、サッカーファンほどドス黒い裏側をご存じないようだ。FIFAも、東京五輪や世界の五輪ビジネスの醜さに酷似している。投稿者は後者を調べたことから、上から目線ではなくFIFAやカタール国の見苦しい事実を率直にお伝えしたい。彼らは儲け・利権のために意図的にビッグイベントを作る、あるいは招致する。純粋な選手を食い物にする競技団体や主催者は酷い。選手のプレイに感動することは当然でも、ファンもメディアも感動のままでは、私腹を肥やすFIFAやカタールの利権者を蔓延(はびこ)らすだけであり、批判精神を持つことが必要である。そうした観点から、後半の2回目もお読み頂きたい。※1回目は下記リンク参照

まず、TBS番組「関口宏のサンデーモーニング」の内容をまとめる/カタール大会開催のだいぶ前、招致の段階から問題視されていた。EU議会は招致プロセスを含めて、FIFAへ「招致の賄賂性と不正」「汚職追及」、さらには「組織的で根深い問題」として抗議・非難を行った。遡る15年には、米国リンチ司法長官が、「FIFA幹部らは、サッカー不正を排除し試合の公平性を保つ責任があるのに、サッカービジネスで私腹を肥やした」と発言した。司法当局も「招致活動を巡り、巨額の賄賂を受け取った」と摘発。ブラッター会長(当時)は辞任、副会長らは逮捕された。このようにカタール国からFIFA委員に、相当な金が流れたと言われている。だから40℃以上の灼熱・高温の地にも関わらず、2010年、理事による投票では多数でカタールを開催地に選んだのだ。FIFAの現地視察団の調査報告では、5候補地の中でカタールは最低評価にも関わらずだ。つまりここでも会場が決められる段階では、アスリートファーストはなかった。かなりの批判を喰らいFIFAは後になって慌てて、元々6~7月の開催を異例の11~12月に日程変更した。しかし11月と言っても、30℃を超える。そこで会場は暑さ対策が厳命され、屋外の競技場でも観客席はもちろんピッチも冷房完備にした。

W杯の巨大化が問題になり、前回18年のロシア大会は2兆円も掛かった。これでも多額だが今回のカタールは富裕国の金に飽かせたインフラ構築と会場建設で、何とその14~15倍の28~30兆円規模の異常さ。昨今のスポーツイベントは、ナショナリズムを喚起する形で行われる。「国の威信を増したい」「多く儲けたい」、この2つの気持ちが表れる。その中で、当然ながら利権構造が生まれる。いわゆるオイルマネーに群がり群がり、「国の威信」+「巨大な利権」=「大規模な汚職」に繋がっていく。オリンピックも同じで、IOCに非常に多額の金が動いた。IOC委員に金品が贈られたり、妻や家族に金銭的な面倒をみるなどの不正工作が行われた。16年ブラジル・リオ大会の五輪委員長は、贈賄で30年の禁固刑の判決。日本でも、大会組織委員会理事だった高橋治之が起訴された。言わば「アンフェアに作られた舞台」で、選手には「フェアな競技」を求められている。言い換えれば選手の公平性を隠れ蓑にして、「汚職や不正が発生する場所」になっている。「誰のための開催するのか」~「意思決定プロセスの透明性」が求められる。もう1つ深刻なのは、カタールの巨額の資金が欧州サッカー界に流れ込んでいる。アルゼンチンのメッシ、フランスのエムバペの両エースが所属するクラブ、パリ・サンジェルマンはカタールの投資会社が所有する。これは単なる一例で、カタールが牛耳る事象が数々ある。

■スポーツの祭典は独裁国家や人種差別・人権意識が低い国に決定してはならぬ!
ここからは再び投稿者の文章/サッカーファンこそこうした事実を知るべきであり、少なくともメディアは直近でも様々な問題や疑惑の報道をするべきだったと思うが、意図的に捨てたのだろう。カタール大会そのものは成功裏に終わったが、人権問題・差別(特に女性差別)はそのままだ。カタール国家とFIFAへの汚職・利権疑惑は、これからも明らかにしなければならない。カタールは天然ガスが豊富で、税金なし・医療費・教育費・光熱費も無料だそうだ。超高層ビルが林立しパラダイスのような国と思えても、ベースは独裁国家なので人々の人権は認められておらず、だからヨーロッパがカンカンに怒っている。ところがカタールはこの勢いで、36年の夏季五輪の招致を始めるそうだ。思い起こせば21年の東京五輪は、招致委員会が日本のこの時期は「温暖で最も競技しやすい季節」と大嘘をつき、その実、酷暑下で行われた暴挙がある。だからカタール五輪はとんでもないことで、差別問題はもちろんのこと日本以上の7~8月の40℃を超える劣悪な環境をどうするのか。金によってIOCバッハ会長や有力委員を黙らせることは、容易に想像できる。投稿者の推測だが、前述のW杯屋外競技場も冷房化したが、金に飽かせて42kmのマラソンコースも巨大なビニールハウスのようなトンネルを作り冷やすのか(笑)。結論として、こうした国では“平和の祭典”五輪やビッグイベントはやるべきではない。

Sankoub
前号/FIFA・W杯①若い方にも応援という「国粋主義」が跋扈・日本人を鼓舞する放送に危惧

Ntopkeiji

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