少数派シリーズ/スポーツ
4案|開催年をずらせば夏季五輪2回、FIFA/W杯、冬季五輪のビッグイベントが順番に見られる
■五輪を継続したいなら20年を掛けてビッグイベントの重複年がないように調整を
前号の▽2案|▽3案|をご覧になっていなければ意味が分からないと思うので、下記参照リンクからご覧下さい。既号と同じように、投稿者は「▽1案|巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を」が本心だ。とは言え五輪支持者も多いことから、なかなか“五輪廃止”まで時間が掛かるだろう。ならば投稿者の意に反しているが、開催の方法を改善して残りの▽4案目を示す。▽3案|では、大規模化した夏季五輪を「室内競技」と「屋外競技」の2つの都市(国)に分けて、開催都市の負担を軽減することを提案した。▽4案|はその3案目の応用編で「開催都市」も「開催年」も分け、FIFA/W杯、冬季五輪を含めて、毎年ビッグイベントが見られるように「順番」の調整を次に示す。
(1)4年スパン構想のビッグイベントサイクル
例えば、1年目 夏季五輪/室内競技(A国の都市)、2年目 FIFA/サッカーW杯、3年目 夏季五輪/屋外競技(B国の都市)、4年目 冬季五輪を開催。4年スパンの構想で大胆に開催日程を組みかえれば、毎年、ビッグイベントが見られる。単なる投稿者の私案で、開催の順番はこだわらない。観客が楽しめ、メディアも喜ぶ日程アイディアであり、結構、良いと思うが・・・
(2)既に決まっているビッグイベントの日程
26年・冬季五輪=イタリア・ミラノ市など、28年・夏季五輪=米国・ロス市、30年・FIFA/サッカーW杯=スペインなど、30年・冬季五輪=フランス・スイスなどのアルプス地域、32年・夏季五輪=オーストラリア・ブリスベン市、34年・FIFA/サッカーW杯=サウジアラビア(見込)。34年・冬季五輪=米国・ソルトレークシティー(決定)まで、ほぼ決まっている。そのため4年スパンの開始は、30年代後半を起点にしてスタートしたらどうか。※参考/ラグビーW杯は、27年オーストラリア、31年米国。
(3)実現性
安易に「ビッグイベントサイクル」を掲げたが、現在継続している各ビッグイベントの4年ごとの周期を変えるのは大変だ。投稿者は提案した手前、試案した。複雑で省略するが30年代後半以降、20年ぐらいを掛けて定着させる必要がある。特に冬季五輪とW杯は同じ年の開催で数か月のスパンしかなく、これも解消できる。20年ぐらいを掛けると申し上げたのは、五輪開催スパンを1回だけ4年から5年に延ばすのは簡単だが、選手の出場機会減から許されず、3年間隔を何度か繰り返す必要がある。FIFA/W杯は格式が高いから、1度だけでも3年スパンで短くしたり、ずらすことも許されないだろう。過去1992年までは夏季五輪と冬季五輪は同じ年に開催していたが、冬季五輪は2年後の94年に前倒し開催し夏季・冬季五輪をずらした経緯あり。末永くビッグイベントを続けるのなら、IOCや競技団体は20年掛けても選手・観客のためにどこかの時点で調整すべきだ。ラグビーW杯や他有力競技もこの際、開催日程などの体系に加わる。
■投稿者まとめ|スポーツファンなら五輪廃止あるいはイベント日程の再編を考えるべき!
投稿者案の「五輪廃止案」を含め“突拍子もない案”と思われた方、あるいはスポーツの将来のために「意表を突く良案」と感じた方もいるだろう。分散すれば、ファンを始めなかでもメディア・スポンサーも喜ぶだろう。メディアは開催が毎年に分かれていれば、視聴率が上がることや莫大な放送権料を分散できる。終わりに失墜したIOCへの追及を含め、世界中のスポーツ関係者とファンは五輪廃止あるいはビッグイベント日程の再編を考えるべきだろう。
▽一般選手と障害者選手の融合を図ろう(ビッグイベント両者同時日程への模索)
投稿者がもう1つ考えているのは、ビッグイベントにおける一般選手と障害者選手の融合だ。例えばオリンピックとパラリンピックを同時進行したらと思っていたが、現在の大規模状態では無理だ。パリ五輪では、世界中から選手10500人+役員・コーチ陣+報道陣2万人、パラリンピックは選手4400人+α。選手村が膨大化したり競技日程が長くなり、選手のコンディションが保たれなくなる。しかし投稿者案の▽1案|競技ごとのW杯や世界選手権、▽3案|五輪2分割化なら、実現できるのではないかと期待する。例えば陸上100m競走など同じ種目なら、一般選手→続けて障害者選手(障害の種類や程度でクラス分けされる)がレースや試合に臨む、あるいは逆の順。これなら確かにスポーツの平和精神に加え、人間平等の精神も謳えると思う。
前号/五輪2案|夏季五輪は甲子園方式でロス市恒久化 ◇3案|夏季を室内と屋外競技の2か国分割開催
4案|開催年をずらせば夏季五輪2回、FIFA/W杯、冬季五輪のビッグイベントが順番に見られる
■五輪を継続したいなら20年を掛けてビッグイベントの重複年がないように調整を
前号の▽2案|▽3案|をご覧になっていなければ意味が分からないと思うので、下記参照リンクからご覧下さい。既号と同じように、投稿者は「▽1案|巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を」が本心だ。とは言え五輪支持者も多いことから、なかなか“五輪廃止”まで時間が掛かるだろう。ならば投稿者の意に反しているが、開催の方法を改善して残りの▽4案目を示す。▽3案|では、大規模化した夏季五輪を「室内競技」と「屋外競技」の2つの都市(国)に分けて、開催都市の負担を軽減することを提案した。▽4案|はその3案目の応用編で「開催都市」も「開催年」も分け、FIFA/W杯、冬季五輪を含めて、毎年ビッグイベントが見られるように「順番」の調整を次に示す。
(1)4年スパン構想のビッグイベントサイクル
例えば、1年目 夏季五輪/室内競技(A国の都市)、2年目 FIFA/サッカーW杯、3年目 夏季五輪/屋外競技(B国の都市)、4年目 冬季五輪を開催。4年スパンの構想で大胆に開催日程を組みかえれば、毎年、ビッグイベントが見られる。単なる投稿者の私案で、開催の順番はこだわらない。観客が楽しめ、メディアも喜ぶ日程アイディアであり、結構、良いと思うが・・・
(2)既に決まっているビッグイベントの日程
26年・冬季五輪=イタリア・ミラノ市など、28年・夏季五輪=米国・ロス市、30年・FIFA/サッカーW杯=スペインなど、30年・冬季五輪=フランス・スイスなどのアルプス地域、32年・夏季五輪=オーストラリア・ブリスベン市、34年・FIFA/サッカーW杯=サウジアラビア(見込)。34年・冬季五輪=米国・ソルトレークシティー(決定)まで、ほぼ決まっている。そのため4年スパンの開始は、30年代後半を起点にしてスタートしたらどうか。※参考/ラグビーW杯は、27年オーストラリア、31年米国。
(3)実現性
安易に「ビッグイベントサイクル」を掲げたが、現在継続している各ビッグイベントの4年ごとの周期を変えるのは大変だ。投稿者は提案した手前、試案した。複雑で省略するが30年代後半以降、20年ぐらいを掛けて定着させる必要がある。特に冬季五輪とW杯は同じ年の開催で数か月のスパンしかなく、これも解消できる。20年ぐらいを掛けると申し上げたのは、五輪開催スパンを1回だけ4年から5年に延ばすのは簡単だが、選手の出場機会減から許されず、3年間隔を何度か繰り返す必要がある。FIFA/W杯は格式が高いから、1度だけでも3年スパンで短くしたり、ずらすことも許されないだろう。過去1992年までは夏季五輪と冬季五輪は同じ年に開催していたが、冬季五輪は2年後の94年に前倒し開催し夏季・冬季五輪をずらした経緯あり。末永くビッグイベントを続けるのなら、IOCや競技団体は20年掛けても選手・観客のためにどこかの時点で調整すべきだ。ラグビーW杯や他有力競技もこの際、開催日程などの体系に加わる。
■投稿者まとめ|スポーツファンなら五輪廃止あるいはイベント日程の再編を考えるべき!
投稿者案の「五輪廃止案」を含め“突拍子もない案”と思われた方、あるいはスポーツの将来のために「意表を突く良案」と感じた方もいるだろう。分散すれば、ファンを始めなかでもメディア・スポンサーも喜ぶだろう。メディアは開催が毎年に分かれていれば、視聴率が上がることや莫大な放送権料を分散できる。終わりに失墜したIOCへの追及を含め、世界中のスポーツ関係者とファンは五輪廃止あるいはビッグイベント日程の再編を考えるべきだろう。
▽一般選手と障害者選手の融合を図ろう(ビッグイベント両者同時日程への模索)
投稿者がもう1つ考えているのは、ビッグイベントにおける一般選手と障害者選手の融合だ。例えばオリンピックとパラリンピックを同時進行したらと思っていたが、現在の大規模状態では無理だ。パリ五輪では、世界中から選手10500人+役員・コーチ陣+報道陣2万人、パラリンピックは選手4400人+α。選手村が膨大化したり競技日程が長くなり、選手のコンディションが保たれなくなる。しかし投稿者案の▽1案|競技ごとのW杯や世界選手権、▽3案|五輪2分割化なら、実現できるのではないかと期待する。例えば陸上100m競走など同じ種目なら、一般選手→続けて障害者選手(障害の種類や程度でクラス分けされる)がレースや試合に臨む、あるいは逆の順。これなら確かにスポーツの平和精神に加え、人間平等の精神も謳えると思う。
前号/五輪2案|夏季五輪は甲子園方式でロス市恒久化 ◇3案|夏季を室内と屋外競技の2か国分割開催