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党首討論・共産党志位委員長「五輪中止を!国民の命をギャンブルに掛けるな!」/東京五輪の危うさR7-22

2021年06月15日 | 東京五輪の危うさ
Oiympictp2 少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.97
ROUND7 国民の命を守るため東京オリンピックの中止を!編 22
党首討論・共産党志位委員長「五輪中止を!国民の命をギャンブルに掛けるな!」

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■菅首相まともに答えられず、今後の感染状況によっては志位発言がエポックメーキングに
まず投稿者の文章から/6月9日、2年ぶり・菅首相になってからは初めての「党首討論」が開かれました。野党各党は菅首相へコロナ収束へ向けての対策を問い、共産党は東京五輪を開けば再び感染拡大の恐れがあり中止を求める発言が出されました。党首討論なので率直なところ今度ばかりは、菅首相はコロナ対策や五輪開催の対策あるいは中止基準について明確な回答をすると思いましたが、いつものようにはぐらかし。コロナ対策は「国民の命と健康を守るのは私の責任」、五輪開催については「安心安全」と従来の繰り返しに終始、ノラリクラリとふざけた無責任極まりない回答ばかりでした。挙句の果てには、立憲民主党・枝野代表の貴重な持ち時間30分のうち、質問がないのに菅首相は約10%、2分30秒に渡りだらだらと女子バレーボール日本チームの“東洋の魔女”、エチオピアのマラソン優勝者アベベ選手、柔道金メダルのオランダ選手ヘーシンクなど、1964年の東京オリンピックの思い出話で“時間稼ぎ”したのです。本当に哀しくなりました。

一方、その他の野党は持ち時間5分しかないのに、強烈な質問を投げ掛けたのは共産党の志位委員長でした。野党に留まらず、自民党からも感動の声が聞こえたそうです。投稿者は、堕落したIOCや権力・金力に群がる組織委員会や政界・経済界など、「五輪精神」とは遠く掛け離れた人間達に左右され尽くした「東京五輪」に元々反対であり、ましてやコロナ禍で開催したら感染爆発の恐れもあるので、志位氏の質問にいたく共感しました。今後の感染状況によっては、志位氏発言の『日本国民の命をギャンブルにかけることは絶対にやるべきではない』が、今後、エポックメーキングとして菅政権を始め開催に賛同した国民に重くのし掛かるのではないでしょうか! つまり共産党や野党があれほどコロナ感染の「引き金」になると言ったにも関わらず、聞こうとしなかった菅政権の「失態証拠」になると考えます。同党・野党の枠を越えて国民として、しっかり捉えておくべき発言と考えます。そこで投稿者としては強く留めて置きたく、ユーチューブと「議事録」のような文言を掲載致します。

菅首相と共産党・志位委員長の党首討論(ユーチューブ) ← クリック

    討論内容


■五輪開催で三つの点で人の流れが増える、競技会場・イベント・都会から地方への移動
志位 総理はオリンピック・パラリンピックについて、「国民の命と健康を守るのは私の責任だ。守れなければ(オリンピックを)やらないのは当然だ」と答弁されました。そこで聞きます。政府の分科会の尾身会長は、国会答弁で、たとえオリンピックの競技会場の中での感染拡大が抑えられたとしても、オリンピックを開催することで、国内で次の三つの点で人の流れが増えてしまうということを指摘しています。

第一は、全国からオリンピックの競技会場に観客が移動するということです。緊急事態宣言レベルの制限を行っても、観客数はのべ310万人になるとの試算もあります。

第二は、競技会場の外で行うさまざまなイベントに観客が集まるということです。政府の発表によれば、組織委員会などが主催する「ライブサイト」が19自治体、30会場で計画されています。全国の自治体が主催する「コミュニティ・ライブサイト」が145自治体、227会場で計画されています。それに加えて、団体・組織が主催するパブリックビューイングが無数に開催されます。ここでも大規模な人の流れが起こることは必至であります。

そして第三は、夏の4連休やお盆で、感染を避けようと、都会から地方への人の流れが起こるということです。こうした人の流れで感染が地方で急拡大したということを、私たちは何度も体験していますが、こうした事態が大規模に起こることになります。

■新たな感染拡大が起これば亡くなる人が増える、そうまでして開催しなければならない理由は何か
志位 尾身会長は、一昨日の国会答弁で、こう述べました。「オリンピックを開催すれば、今より感染リスクが高くなるのはどう考えても普通だ。開催するというならリスクを最小限にすることが必要だが、ゼロにはできない」。リスクをゼロにはできないということは、オリンピックを開催することで、新たな感染拡大の波が起こる危険があるということです。新たな感染拡大が起これば、それに伴って重症者が増える。そして亡くなる方も増えるんです。

そこで総理に聞きます。そうまでしてオリンピックを開催しなければならない理由は一体何なんでしょうか。私は、国民に長期間の我慢を強いながら、オリンピックを開催することで、新たに亡くなる方が増えるなどということはあってはならないし、そういうオリンピックは開催する意義はないと考えますが、総理は、そうまでしてオリンピックを開催しなければならない理由をどう説明されますか。端的にお答えください。そうまでして開催しなければならない理由です。

首相 尾身先生のお話がありました。尾身先生については分科会の担当の西村大臣、毎日のように緊密に意見交換しており、私も報告を受けております。当然、尾身先生のご意見も参考にして感染対策の詰めというのは、これは行っていく、こういうことになるだろうというふうに思います。いま志位委員長が前提で言われてたことをすべて行うかどうかもまだ決まってないんじゃないでしょうか。

志位 私が聞いたことに答えていない。私が聞いたのは、いま命をリスクにさらしてまでオリンピックを開催しなければならない理由ですよ。感染対策いくらやっても、リスクを下げることはできるかもしれないけれども、ゼロにはできないんです。理由を答えてください。

首相 国民の命と安全を守るのは私の責務ですから、そうでなければできないということを私申し上げてるんじゃないですか。守るのが私の責任であります。守れなくなったらやらないのは、これ当然だと思いますよ。それが前提だということを私、先般申し上げました。

■日本国民の命をギャンブルにかけることは絶対にやるべきではない。五輪中止を
志位 私は、いまのままやったら明らかにリスクが増えると。これはもう専門家からも明らかになっている。そのときなぜ、そういう状況のもとで、まだオリンピックをやめると言ってないでしょう。それをなぜ、開催するのかの理由を聞いたけど、お答えがない。

埼玉県の大野知事は県内2カ所で予定していたパブリックビューイングの中止を発表しました。「感動の共有」、そして「感染リスク」。これを比較して、中止を判断したわけですけれど、これが当たり前だと思いますよ。国民の命よりも大事なものはないんです。日本国民の命を、私は、ギャンブルにかけるようなことは、絶対にやるべきじゃない。オリンピック・パラリンピックは中止して、そして、あらゆる力をコロナ収束に集中させるべきだということを求めて終わります。

投稿者によって、タイトル付けを行いました。

Sankoub
次号/ニュース◇五輪貴族送迎車2.7千台・会場の消防隊員延べ3万人・ビューイング250か所
前号/元博報堂・本間龍氏◇五輪中止は莫大な賠償金が掛かるからできないは嘘!

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