少数派シリーズ 特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL20
「桜前夜祭」安倍前首相を聴取も家宅捜査せず、神戸学院大・上脇博之教授に聞く
投稿者より/21年になっても政治の不正は忘れてはならず、今年も取り上げます。
■国会の公開の場で118回の虚偽答弁、偽証すると罰則のある証人喚問が必要
投稿者より/安倍前首相側が高級ホテルで開催した「桜を見る会」前夜祭の収支を報告書に記載せず、不足分の費用を補填していた疑いで、東京地検特捜部が事情聴取しました。安倍氏を刑事告発した一人である神戸学院大学の上脇博之教授を取材した記事がありますので、投稿紹介します。また次号では毎日新聞の記事による、自民党と野党議員の秘書の声は「秘書のせいにして逃げ切る姿勢・秘書を駒扱い」。政治評論家・有馬晴海氏「ありえない」、流通経済大・龍崎孝教授も「政治家として問題」と手厳しい指摘をしています。
ここからは、しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって
一部割愛やそれに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
↓ ↓
■上脇博之教授「立件必要」 「国民に嘘をつき、国会審議妨害した責任を取るべき」
神戸学院大学の上脇博之教授/「桜を見る会前夜祭」事件について、東京地検特捜部が徹底捜査を尽くしているか疑問です。特捜部は、公職選挙法違反(買収など)の罪に問われている元法相の河井克行被告、妻の案里被告の事件では家宅捜索をし、携帯電話でのラインのやり取りや買収リストを見つけました。一方、「前夜祭」事件では家宅捜査を行っていません。安倍前首相の任意の聴取を最後のセレモニーにして、安倍氏本人の立件はないと報道されています。どう考えてもおかしい。安倍氏という本丸を立件しないのは、捜査としては不十分です。そもそも前夜祭は、「桜を見る会」とセットで開催されています。
安倍事務所は、山口県の後援会員にセットで案内していました。前夜祭は安倍氏抜きに企画できないのです。“当日、安倍夫妻があいさつするし写真も撮(れ)る、ぜひ参加してほしい”と。後援会の人は飛行機代、宿泊代を払ったうえに、高級ホテルでの最低でも1万1千円とされる会食に参加するのは負担が大きい。だから1人5000円にしたのでしょう。安倍氏もそれで飲み食いできないことも、赤字になることも、赤字分を補填しなければならないことも、分かり切っていたはずです。安倍氏の資金管理団体「晋和会」が補填していたとの報道がされています。同会の代表は安倍氏であり、事務所は議員会館にあります。安倍氏が知らないはずはないのです。
安倍氏抜きにはできなかった事件であり、当然、安倍氏まで立件されないといけません。秘書だけが立件され、略式起訴されるといわれていますが、略式起訴では非公開の手続きになり、傍聴がなされないので、国民には真相がわかりません。補填額は時効になっていない5年分だけでも916万円(最低でも800万円超)と報じられており、その原資も問われます。安倍氏に渡っていた公的なお金の可能性だってあります。月100万円、年間1200万円の文書通信交通滞在費、あるいは内閣官房報償費(機密費)。かつて官房長官が毎月1000万円を総理の所に運んでいたといわれています。その慣行は現在も続いている可能性があります。
いずれにせよ安倍氏の持っていた公金が補填の原資ならば、なおさら本人抜きでこの事件は行われなかったことになりますから、原資の解明までやれば、立件は安倍氏にまで行き着くでしょう。任意の聴取だけで終わるのは明らかにおかしい。安倍氏は、国会という公開の場で(投稿者補足:118回の)虚偽の答弁をしてきました。単なる参考人招致ではだめです。うそをついたのですから、またうそをつく。偽証すると罰則のある証人喚問が必要です。安倍氏は総理として主権者にうそをつき、国会の審議を妨害してきたのですから、議員を辞職し、責任をとるべきです。
桜を見る会特集
次号/21・安倍前首相は「桜前夜祭」問題で118回も国会で虚偽答弁「政治家として問題」
前号/19・安倍前首相「桜前夜祭」弁明、どこまで無反省・不誠実なのか!ますます疑惑深まる
「桜前夜祭」安倍前首相を聴取も家宅捜査せず、神戸学院大・上脇博之教授に聞く
投稿者より/21年になっても政治の不正は忘れてはならず、今年も取り上げます。
■国会の公開の場で118回の虚偽答弁、偽証すると罰則のある証人喚問が必要
投稿者より/安倍前首相側が高級ホテルで開催した「桜を見る会」前夜祭の収支を報告書に記載せず、不足分の費用を補填していた疑いで、東京地検特捜部が事情聴取しました。安倍氏を刑事告発した一人である神戸学院大学の上脇博之教授を取材した記事がありますので、投稿紹介します。また次号では毎日新聞の記事による、自民党と野党議員の秘書の声は「秘書のせいにして逃げ切る姿勢・秘書を駒扱い」。政治評論家・有馬晴海氏「ありえない」、流通経済大・龍崎孝教授も「政治家として問題」と手厳しい指摘をしています。
ここからは、しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって
一部割愛やそれに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
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■上脇博之教授「立件必要」 「国民に嘘をつき、国会審議妨害した責任を取るべき」
神戸学院大学の上脇博之教授/「桜を見る会前夜祭」事件について、東京地検特捜部が徹底捜査を尽くしているか疑問です。特捜部は、公職選挙法違反(買収など)の罪に問われている元法相の河井克行被告、妻の案里被告の事件では家宅捜索をし、携帯電話でのラインのやり取りや買収リストを見つけました。一方、「前夜祭」事件では家宅捜査を行っていません。安倍前首相の任意の聴取を最後のセレモニーにして、安倍氏本人の立件はないと報道されています。どう考えてもおかしい。安倍氏という本丸を立件しないのは、捜査としては不十分です。そもそも前夜祭は、「桜を見る会」とセットで開催されています。
安倍事務所は、山口県の後援会員にセットで案内していました。前夜祭は安倍氏抜きに企画できないのです。“当日、安倍夫妻があいさつするし写真も撮(れ)る、ぜひ参加してほしい”と。後援会の人は飛行機代、宿泊代を払ったうえに、高級ホテルでの最低でも1万1千円とされる会食に参加するのは負担が大きい。だから1人5000円にしたのでしょう。安倍氏もそれで飲み食いできないことも、赤字になることも、赤字分を補填しなければならないことも、分かり切っていたはずです。安倍氏の資金管理団体「晋和会」が補填していたとの報道がされています。同会の代表は安倍氏であり、事務所は議員会館にあります。安倍氏が知らないはずはないのです。
安倍氏抜きにはできなかった事件であり、当然、安倍氏まで立件されないといけません。秘書だけが立件され、略式起訴されるといわれていますが、略式起訴では非公開の手続きになり、傍聴がなされないので、国民には真相がわかりません。補填額は時効になっていない5年分だけでも916万円(最低でも800万円超)と報じられており、その原資も問われます。安倍氏に渡っていた公的なお金の可能性だってあります。月100万円、年間1200万円の文書通信交通滞在費、あるいは内閣官房報償費(機密費)。かつて官房長官が毎月1000万円を総理の所に運んでいたといわれています。その慣行は現在も続いている可能性があります。
いずれにせよ安倍氏の持っていた公金が補填の原資ならば、なおさら本人抜きでこの事件は行われなかったことになりますから、原資の解明までやれば、立件は安倍氏にまで行き着くでしょう。任意の聴取だけで終わるのは明らかにおかしい。安倍氏は、国会という公開の場で(投稿者補足:118回の)虚偽の答弁をしてきました。単なる参考人招致ではだめです。うそをついたのですから、またうそをつく。偽証すると罰則のある証人喚問が必要です。安倍氏は総理として主権者にうそをつき、国会の審議を妨害してきたのですから、議員を辞職し、責任をとるべきです。
桜を見る会特集
次号/21・安倍前首相は「桜前夜祭」問題で118回も国会で虚偽答弁「政治家として問題」
前号/19・安倍前首相「桜前夜祭」弁明、どこまで無反省・不誠実なのか!ますます疑惑深まる