少数派シリーズ/スポーツ
池上彰◇ラジオ体操の隠れた真の目的は簡保のススメと保険金支払を減らすこと
■当時は「国民保健体操」と呼び子供をダシに使った資金集めの国策だった
まずは投稿者の文章から/夏休みに入ると学校や近くの公園へ、「ラジオ体操」に行った(行かされた)経験を持つ大人の方が多いでしょう。参加したら小さなカードにスタンプが押され、皆勤賞は文具や簡単な景品・菓子などがもらえました。投稿者も子供の頃から真面目な性格?(笑)だったので、眠い眼をこすりながら行ったものです。皆様もラジオ体操の楽しい思い出、苦痛な記憶をお持ちだと思います。さてそれから数十年・半世紀たった中年・高齢者は、今、初めてラジオ体操の隠れた真の目的が明かされました。子供をダシに使った簡保のススメの国策でした。こんなことならトホホ・・・でしょうか。
ここからは池上彰氏の知識を参考にしています/ラジオ体操の始まりの頃の名称は、「国民保健体操」。1928(S3)、政府が作った簡易保険の促進活動の1つとして、ラジオ体操が始まった。当時はTVがない時代、ラジオで流されたので今でもラジオ体操と呼ぶ。もちろん表向きは「国民の体力向上・健康増進」~健康のため、夏休みの生活バランスを崩さない目的とした。しかし真の目的は「1.ラジオ体操を通じて簡易保険を広める」~大人や子供の加入者促進、莫大な保険料=資金が集められる。「2.保険金の支払いが少なくなる」~同じくラジオ体操が浸透すれば国民が健康で長生きになり、支払う保険金が少なくなる・支払いが先延ばしできるメリット。万が一のために、簡保に入りましょうというPRだった。
参考までに1946(S21)から1年半、ラジオ体操に「第三」があった。第一・第二を掛け合わせた動作だった。すぐ終わってしまった理由は、複雑過ぎて難しかったため。
■ラジオ体操が浸透・健康促進に貢献したのは間違いない
ここからは再び投稿者の文章です/投稿者を始め、こんなことなら聞かなかったほうがよかったと思う方も多いでしょう。運動会も戦前の戦争軍事訓練の意味合いがあり、ラジオ体操も味方によってはあの動作は今に伝わる軍事訓練でしょう。最近では児童の夜型、夫婦共働きで母親の負担が大きい、早朝の近所騒音などから廃止や夏休みに入った7月のごく短い期間だけ行われます。実施されても、今時、ラジオ放送される6時30分では早すぎるので、7時半や8時にラジカセなどを流すケースもあります。今でも地域によって、公園や広場で主に高齢者だけが集まるラジオ体操をやっています。
皆様の職場でも業務開始前にやっていませんか? 投稿者が深夜酔っぱらって千鳥足で歩いていたら、ラジオ放送の音が聞こえました。思わず見ると、ヘルメットを被った道路工事の作業員が一糸乱れず体操していたので、思わず大笑い・しばし見惚れていました。始められた理由は“不純”でも、今でも日本人に浸透、健康促進に貢献したのは間違いないようです。それから約90年余り、郵便局は民営化され、例のかんぽ生命の契約不正が発覚しました。簡易保険の国民の健康促進の精神は置き忘れられ、契約料の拡大や職員への強引なノルマの強要など、組織幹部の堕落が顕著です。それこそラジオ体操で育った高齢者を、狙い撃ち・騙し討ちです。社長などの幹部は、厳しく反省すべきです。それだけでは済まされず、常時、的確な判断ができるよう、今からでも、毎朝、ラジオ体操の第一・第二・第三をやって、健全な身体と脳・心を養って下さい。では始めます~
「ラジオ体操第一~ 腕を大きく上げて~ 背伸びの運動~ 一・二・三・四・五・六」
ラジオ体操のピアノ曲を作ったのは、故・服部正氏、作曲家・指揮者・国立音大名誉教授。またラジオ体操に先立ち「ラジオ体操の歌」は、作詞:藤浦洸、作曲:藤山一郎と、ラジオ体操の両曲は錚々(そうそう)たるメンバー。個人的は、この曲は好きでした。
「新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空をあおげ~」
*ラジオ体操に通った明るく純真だったあの日は、二度とやって来ない(またまたトホホ・・・)
池上彰◇ラジオ体操の隠れた真の目的は簡保のススメと保険金支払を減らすこと
■当時は「国民保健体操」と呼び子供をダシに使った資金集めの国策だった
まずは投稿者の文章から/夏休みに入ると学校や近くの公園へ、「ラジオ体操」に行った(行かされた)経験を持つ大人の方が多いでしょう。参加したら小さなカードにスタンプが押され、皆勤賞は文具や簡単な景品・菓子などがもらえました。投稿者も子供の頃から真面目な性格?(笑)だったので、眠い眼をこすりながら行ったものです。皆様もラジオ体操の楽しい思い出、苦痛な記憶をお持ちだと思います。さてそれから数十年・半世紀たった中年・高齢者は、今、初めてラジオ体操の隠れた真の目的が明かされました。子供をダシに使った簡保のススメの国策でした。こんなことならトホホ・・・でしょうか。
ここからは池上彰氏の知識を参考にしています/ラジオ体操の始まりの頃の名称は、「国民保健体操」。1928(S3)、政府が作った簡易保険の促進活動の1つとして、ラジオ体操が始まった。当時はTVがない時代、ラジオで流されたので今でもラジオ体操と呼ぶ。もちろん表向きは「国民の体力向上・健康増進」~健康のため、夏休みの生活バランスを崩さない目的とした。しかし真の目的は「1.ラジオ体操を通じて簡易保険を広める」~大人や子供の加入者促進、莫大な保険料=資金が集められる。「2.保険金の支払いが少なくなる」~同じくラジオ体操が浸透すれば国民が健康で長生きになり、支払う保険金が少なくなる・支払いが先延ばしできるメリット。万が一のために、簡保に入りましょうというPRだった。
参考までに1946(S21)から1年半、ラジオ体操に「第三」があった。第一・第二を掛け合わせた動作だった。すぐ終わってしまった理由は、複雑過ぎて難しかったため。
■ラジオ体操が浸透・健康促進に貢献したのは間違いない
ここからは再び投稿者の文章です/投稿者を始め、こんなことなら聞かなかったほうがよかったと思う方も多いでしょう。運動会も戦前の戦争軍事訓練の意味合いがあり、ラジオ体操も味方によってはあの動作は今に伝わる軍事訓練でしょう。最近では児童の夜型、夫婦共働きで母親の負担が大きい、早朝の近所騒音などから廃止や夏休みに入った7月のごく短い期間だけ行われます。実施されても、今時、ラジオ放送される6時30分では早すぎるので、7時半や8時にラジカセなどを流すケースもあります。今でも地域によって、公園や広場で主に高齢者だけが集まるラジオ体操をやっています。
皆様の職場でも業務開始前にやっていませんか? 投稿者が深夜酔っぱらって千鳥足で歩いていたら、ラジオ放送の音が聞こえました。思わず見ると、ヘルメットを被った道路工事の作業員が一糸乱れず体操していたので、思わず大笑い・しばし見惚れていました。始められた理由は“不純”でも、今でも日本人に浸透、健康促進に貢献したのは間違いないようです。それから約90年余り、郵便局は民営化され、例のかんぽ生命の契約不正が発覚しました。簡易保険の国民の健康促進の精神は置き忘れられ、契約料の拡大や職員への強引なノルマの強要など、組織幹部の堕落が顕著です。それこそラジオ体操で育った高齢者を、狙い撃ち・騙し討ちです。社長などの幹部は、厳しく反省すべきです。それだけでは済まされず、常時、的確な判断ができるよう、今からでも、毎朝、ラジオ体操の第一・第二・第三をやって、健全な身体と脳・心を養って下さい。では始めます~
「ラジオ体操第一~ 腕を大きく上げて~ 背伸びの運動~ 一・二・三・四・五・六」
ラジオ体操のピアノ曲を作ったのは、故・服部正氏、作曲家・指揮者・国立音大名誉教授。またラジオ体操に先立ち「ラジオ体操の歌」は、作詞:藤浦洸、作曲:藤山一郎と、ラジオ体操の両曲は錚々(そうそう)たるメンバー。個人的は、この曲は好きでした。
「新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空をあおげ~」
*ラジオ体操に通った明るく純真だったあの日は、二度とやって来ない(またまたトホホ・・・)