回転寿司の真相シリーズ251皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND14 回転寿司の歴史とスタイルの変遷
欧米は寿司をサンドイッチ・サラダ感覚で食べるロール寿司が主流
ヨーロッパが母体の欧米大手寿司チェーン・イギリス資本のYO!Sushi(ヨースシ)の説明の続きです。赤や濃い色・鮮やかな彩りが好みで、サーモンといくらが人気だそうです。ただ、サーモンが着色料で染められていることが気に掛かります。シャリは酢が弱く、ネタに薄くマヨネーズを塗る作り方です。また海外では黒い食材を嫌う風習があるため、海苔はネタの周り~いわゆる内巻きです。醤油よりも、ドレッシングやマヨネーズ・ケチャップ、現地の調味料を付ける客が多いと聞きます。サンドイッチ・サラダ感覚で、食べているのでしょうね。
現地の日本人ビジネスマンの感想は、全員が不味いと言います。そりゃそうで、似て非なる寿司だからです(笑)。関心のある方は、ネットでお調べ下さい。寿司だか洋食だか現地食だか分からぬ無国籍料理で、日本人の感覚から見ればメチャクチャな調理です。それはともかく今や回転寿司は、欧米・中国・ロシア・中東など世界の文化になりつつあります。さて回り方も、これほど世界に普及している以上、そして皿の取り方・食事のマナーの観点からも、日本のチェーン店も世界で進んでいる「反時計回り(左回り)」 【新・国際基準】に統一して欲しいものです。
このROUNDのまとめです。回転寿司にも長い歴史があり、客層・店内スタイル・ベルトコンベヤー・衛生(清潔度)・ネタの品質などの変遷があったことをご理解頂きました。投稿者としてこのROUNDで申し上げたいことは、回転寿司店が『何でも屋』になってしまったことを憂いています。若い方の“魚離れ”が叫ばれ、せめて回転寿司店では魚介類の摂取ができるチャンスと思っていました。しかし多くの客を取り込みたい店側の戦略から、ラーメン(麺類)・食肉(揚げ物)・デザートなどの比重が年々上がってきています。これでは、様々な形態の外食店へ行っても、同じ食材を食べていることになります。せめて回転寿司店に行った時くらいは、魚ネタを食べて欲しいものです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。