回転寿司の真相シリーズ14皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND1 激安の理由は偽装魚だから
偽装魚は困ったことに居酒屋・ファミレス・コンビニ・ファスト店まで及ぶ
ここからは、偽装魚が出回るのは何も回転寿司店・持ち帰り寿司だけでないことをお伝えします。赤身魚なら、激安居酒屋の鰹(かつお)のタタキは、いかにも鰹に見えてもアロツナスという外国の別種魚です。白身魚で言えば、ファミレス・一般レストランのムニエル、コンビニ弁当の白身フライ、ファスト店のフィッシュバーガーなどは、鱸(すずき)・鱈(たら)などの本物魚は使っていないのです。
日本人は白身魚の料理というと、本能的に鱸や鱈と思ってしまいます。しかし使われている魚のほとんどが、南米沖や太平洋の真ん中に棲む鱸や鱈に食感が似た深海魚なのです。「白身魚」とだけしか書かれていなければ、この種の魚です。鱈を使っていれば、商売人はこれ見よがしに「鱈使用」と表示するものです。激安もいいけれど本物魚を使わないことが主流になり、日本中がニセモノ魚を食べている実情なのです。
産業界が日本周辺の海を汚し、政策的にも水産業の発展を怠った結果なのです。その影響で近海の魚が激減し、多くの魚が容易に食べられなくなってしまいました。庶民的な何でもない魚が、今や高級魚です。慌てて多額の税金を投入して、太平洋や南米沖の漁場を開発、辛うじて安価で食べられるのは外国魚や深海魚なのです。本末転倒で、漁師の保護・漁業の育成に税金を掛けてこそ、意味があるのです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。