眼力Blog

反日国の動向をウォッチしています。
自滅する韓国を看取るブログです。
政治、時事問題なども扱います。

青瓦台の暴走にホワイトハウスが苦言

2018年10月13日 | 政治

 9月に文在寅韓大統領が空路で平壌へ赴き、金正恩と南北首脳会談に臨んだ。
文在寅と金正恩は二人仲良く手を取り合って、金王朝の聖地白頭山を詣でた。
朝鮮民族の悲願である統合へ意気投合したようだ。
文在寅の表情からは北朝鮮の聖地白頭山を詣でることが出来て感極まった面持ちである。

 しかし、韓国にとって北朝鮮の金王朝とは骨肉の戦争を仕掛けられた憎むべき相手である。
その敵であった首領様の聖地白頭山に詣でる文在寅、韓国国内のテレビに映し出される文在寅の晴れがましい笑顔、それを見やる韓国民の心情はいかばかりかと、複雑な思いが過(よ)ぎっていたのではないかと推察していたが、どうもそうでもなく、韓国マスコミの報道を見る限り歓迎一色だったので、何じゃこれは?と、われわれ日本人の方が複雑な思いに囚われる始末でした。

 何百万人もの犠牲者と北側に拉致された多数の行方不明者を省みることなく、南北和睦に奔走する青瓦台と韓国民。
韓国の国民には歴史を顧みる、戦火に散った国民への思いやりなど無いのだろうか。
ふとそんな思いにとらわれた。

 南北首脳会談は円満に合意点を見出し共同宣言が発表された。

 これとは別に軍事分野の合意がなされている。
韓国の宋永武国防相と北朝鮮の努光鉄人民武力相(国防相に相当)は19日、南北間の軍事的な緊張緩和策を盛り込んだ合意書に署名している。
この軍事分野の合意に米軍は甚く不満で、在韓米軍が危機に陥りかねない合意がなされているからだ。

 ホワイトハウスが激怒したのはそのためだ。
トランプ氏もポンペオ氏も、これを問題にして韓国の対応を批判し叱り飛ばした。
これに慌てふためいたのが韓国青瓦台、すぐに釈明をした
「トランプの言及は、韓米が協議してすべての事案を進行するという意味」
これでは釈明になっていないではないか(わらい
“韓米が協議してすべての事案を進行する”と言うことであれば、トランプもポンペオも米国が認めないものを合意できるはずが無い、青瓦台の釈明は矛盾している。
トランプに叱り飛ばされたことを、もし青瓦台が協議と詭弁しているとしたらお笑いぐさだ。

南北合意文が発表された時、北朝鮮メッセンジャーのような朝日新聞が、トランプ大統領が記者会見で「北朝鮮、韓国からとても良いニュースがあった」と云う記事をうれしそうに載せていた。
これを読む限り合意内容を事前に米国側と協議(すり合わせ)などしていないことがはっきりしている。

これでは米国側の青瓦台不信はますます高じることになる。


株急落よりも怖い新興国債務と中国のドル建て債務

2018年10月13日 | 政治

 一昨日の世界同時株安はニューヨーク市場が震源地でした。
米国株はトランプの景気刺激策もあって、ダウ平均は市場最高値を更新していました。

 景気が過熱気味でFRBは金利を引き上げました。
これはFRBとしてはもっともなことですが、市場は金利上昇に反応して一気に800ドルも急落してしまいした。

 これにトランプ大統領の不満が爆発、金利引き上げたFRBは狂っていると毒つきました。
FRBからしてみればトランプ氏に毒つかられる謂われはないと思いますが、トランプ氏にとっては、中間選挙を控えて選挙への影響は死活問題ですから、原因をFRBに押し付けるほかないのです。

 幸い今回は一過性でやり過ごせそうですが、波乱含みであることにはかわりありません。

 国際社会からみれば、金利上昇で株価急落も大変ですが、それ以上にアメリカの金利上昇は、債務国にとっては死活問題になりかねません。
金利が上がれば債務返済に苦しむ途上国にとっては、より厳しい返済に苦しむことになります。

 同時に自国通貨が暴落でもしたらますます返済額がかさみ国家破綻しかねません。
米国金利の上昇は債務の返済だけでなくドル資金が米国へ還流することになります。

 さて債務が問題だと言えば世界が注目している先は中国でしょう。
アジアの昇竜を自認する中国、世界の経済大国になり10年後にはアメリカを凌駕する覇権国に成ると宣言した皇帝がいる国です。

 そんな中国の発展の原動力はドルの威厳です。
世界からドルをかき集め経済大国にのしあっがったのが中国です。
国際決済銀行(BIS)によると、中国で発行されたドル建て債務は、足元で5000億ドルを超えているそうです。
これは16年度ぐらいの数値ですから、現在は2割方増えているのではないでしょうか。
国内の人民元建ての債務はGDPの3倍もあるということです。
こういう数字をみると、中国は莫大な借金の上に成り立っているということがわかります。
外貨準備金が3兆ドルあると振れ込んでいますが、その内情も安心できるようなものではないようです。

 今回のニューヨーク市場の急落は日本はじめアジア市場も一瞬のうちに巻き込まれました。
特に中国の上海市場の下落率は5%を超え世界NO1でした。
米中貿易戦争で上海市場は冴えがなかったのです、その上での5%下げですから堪えること請け合いです。
為替でも人民元は7元を割るか正念場ですから、米国の金利上昇は後ろからどつかれたようなものです。
米国の金利上昇は中国にとって悪夢でしかありません。
5000億ドルといわれるドル債務ですから、金利が0.25%上がっても飛び上がるほど中国に衝撃を与えます。
同時に人民元が下がれば金利上げ以上に返済額が増えてしまいます。

 あなとどうします?
と言われても打つ手なんぞ中国にはありません。
海外に持っている資産を投げ売ってでも・・そんなことしても水の泡程度でしょう。
正念場はいつ来るのでしょう。
まるで大型台風の来るのをいまかいまかと身構えているような感じでしょうか。

 例えが拙いのは、そこはまあ、ご愛嬌と言うことで。
ではでは、今日も ごきげんよう