今回は、TOKYOマイムカレッジに所属し、5/21の「イ・マ・コ・コ」公演のCプロに出演する島袋ぢぇみさんの日記をお届けします。
こんにちは!TOKYOマイムカレッジ(TMC)の土曜クラスの看板娘(娘というにはナンですが……)、島ちゃんこと島袋ぢぇみです。
シスターの門を叩いて、この7月で丸12年になります。ほぼ休むこと無く土曜の午前中に通い続けています。だって楽しいんです。身体もリフレッシュするし、パントマイムの技術的な事、そして「想いは技術を創る」というシスターの先生である並木孝雄先生の素晴らしい教え。「そうか。想いか。想いなんだ。」と思いつつも、なかなか技術的な事がついてこなくて、シスターがあの手この手と色々な教え方を面白く工夫して下さいますが、劣等生であります…。
TMCの仲間も色々な人がいて楽しいです。レッスンの後のランチ、新大久保という所は、まさに人種のるつぼ、世界中のランチ(大げさか)が楽しめます。みんなで楽しむランチ、主婦の私にとって土曜はオアシスなのです。
なぜ、“パントマイムを始めたか”ですが、娘が幼稚園の時、園の行事として毎年、人形劇団さんとか呼んで子ども達に見せていたのが、予算が足りないとの事で今年は無理かなあ、という先生に「それなら私がやります」と言って手を上げたのです。私は若かりし頃、役者を目指し某劇団で研究生として学んだ事があって、そこを辞めた後も仲間と2人で、小回りのきく芝居を目指し「芝居屋 エクスタシー」というのを結成し、結構あちらこちらでやっていました。イベントや老人施設、代々木公園の歩行者天国、遠くはニューヨークのワシントンスクエアーなんかでも。そして、娘の幼稚園では、その仲間と一緒に、彼女はインチキ手品、私はパントマイムをやって20分位のショーをやって見せたのです。子ども達に大ウケしました。それから調子に乗っちゃったのです。その時、私はマイムに関しては何も知らなくて、ただ固定点を作り、そこを止めて他を動かせば、それっぽく見える、というくらいの知識しかありませんでした。前にヘルシー松田さんのマイムを見て大笑いして、何故か固定点という事だけは頭に残っていた様な気がするのですが…。
その後も他の幼稚園に呼ばれてやったりもしました。それから大分経って、研究生時代の仲間が1人加わって、「Show 和 がーるずん」というグループを結成し、ショートショートのお芝居やダンスなどを組み合わせた舞台活動を始めました。私の創ったマイム作品もやっていました。恥ずかしながら。
そうした活動の中で、「ちゃんとパントマイムを勉強したい!」という思いが次第に募り、シスターをネットで知り、1日のワークショップをうけたのが始まりでした。
その後、娘と息子の結婚式にパントマイムをやりました。(本来なら、新郎新婦の母親は静かにしているものでしょうが…)娘、息子の成長を面白可笑しく演じました。笑いを誘うつもりが皆様の感動を呼び、涙を誘ってしまいました。「え~~~!!?。」まあ、母親がやったと言う事もあったでしょうけど、パントマイムって素晴らしいなあって思いました。そこで、またまた、調子に乗りました。ハハハ。
そんな私が今回、TMC開校20周年特別企画の「イ・マ・コ・コ公演」に出させてもらうことになり、本当に光栄です。9年前の作品「それでも あたしゃ 踊りたい」を再演します。ホームレスのお婆さんの話ですが、よりお婆さんに近づいて、少しは深みが出てきたらいいのですが…。シスターはじめ、素晴らしいゲストの方々が出演します。どうぞ皆様、足をお運び下さいませ。
【TOKYOマイムカレッジ開校20年記念特別企画 過去、今、未来を繋ぐ、シアターパントマイム公演「イ・マ・コ・コ」スプリングセレクション】
詳細:https://imakoko2305.hp.peraichi.com/
島袋ぢぇみ