BLOWING WIND・風のふくまま

風の吹くまま気まぐれな日々     
  明日も良い日になりますように。

『君を想って海をゆく』 85点

2011-01-15 16:20:32 | goo映画レビュー

君を想って海をゆく

2009年/フランス

日本人は恵まれすぎていないか

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tatsujiiさん

男性

総合★★★★☆ 85

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆85点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆80点

17歳のイラク国籍のクルド難民ビラル(フィラ・エヴェルディ)は
ロンドンに住む恋人ミナに会いたい一心でイラクから3ヶ月掛けて
フランス・カレまで歩いてきた、トルコでは国境警備隊に囚われ危うく一命を
落とすような経験もしてきた、正に命がけの行動なのだ。

イギリスへ渡る手段が無ければ自力で泳ぐしかないと固く決意したのだ。
一方シモンは妻とは離婚協議中で目の前にいる愛する人さえ守れない自分を
不甲斐なく思っている。

ビラルの一途な思いにほだされて徐々にシモンも変化していく
そして最後にビラルはロンドンで待つ恋人に会う事が出来るのか。

フランス政府の不法難民に対する厳しい取締りや、一方難民を支援する
ボランティアが毎日炊き出しをするなど、
監督のフィリップ・リオレが難民キャンプを綿密にリサーチし実話を基に
難民の現状を浮き彫りにしたとても切なく胸を打つ映画でした。

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『デザート・フラワー』 80点

2011-01-15 16:03:33 | goo映画レビュー

デザート・フラワー

2009年/ドイツ=オーストリア=フランス

ワリスの勇気と行動に瞠目する

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tatsujiiさん

男性

総合★★★★☆ 80

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆75点

「VOGUE」など数々の一流ファッション誌の表紙を飾った世界的トップモデル
ワリス・ディリーの自伝「砂漠の女 ディリー」を映画化した。
エチオピア出身の現役トップモデル、リヤ・ケベデがワリス役を演じている。

ソマリアの砂漠で遊牧民の娘として生まれたワリス
ワリスの名前はソマリアの言葉でデザート・フラワー(砂漠の花)だという
自分の美しさには何の関心も持たない素朴な潔癖さが一流ファッションカメラマンの
目に留まる。

貧しくて生きる事に精一杯のワリスはモデルもお金のために引き受けたのだが
彼女の美しさは直ぐに一流ファッション誌の表紙を飾るようになる。
しかし彼女は重い悩みを抱えながら生きてきたのだった。

1997年、ワリスは雑誌のインタビューで5歳のときにFGM(女性性器切除)を受けた事実を
告白し、大反響を呼ぶ。
これがきっかけとなり、当時のアナン国連事務総長によりFGM廃絶のための特別大使に
任命され、以来、世界中を駆け回って女性の人権問題を提起し続けている。

日本に居てはほとんど知る機会も無い女性の割礼儀式・FGMだが
現代でも世界で年間200万人以上の女性がFGMを受けるという。
知らなかったでは済まされない問題を提議したワリスの勇気と行動に瞠目する。

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映画 『デザート・フラワー』

2011-01-15 11:31:30 | 映画


映画 『デザート・フラワー』@新宿武蔵野館

製作国 ドイツ=オーストリア=フランス

監督 シェリー・ホーマン
出演 リヤ・ケベデ (Waris Dirie)
  サリー・ホーキンス (Marylin)

オフィシャルサイト 『デザート・フラワー』

デザート・フラワー - goo 映画


「VOGUE」など数々の一流ファッション誌の表紙を飾った世界的トップモデル
ワリス・ディリーの自伝「砂漠の女 ディリー」を映画化した。
エチオピア出身の現役トップモデル、リヤ・ケベデがワリス役を演じている。




ソマリアの貧しい遊牧民家庭に生まれたワリスは、父親にラクダと引き換えに
結婚させられそうになって家を飛び出し、砂漠を横切り命からがらお婆ちゃんの
住む町へたどりつく。
内戦で激動するソマリアを離れ何とかロンドンでメイドとして働くチャンスを得る。

やがて一流ファッションカメラマンに見出されトップモデルへと転身を遂げるが、
その胸中には衝撃的な過去が秘められていた。


 ソマリアの砂漠で遊牧民の娘として生まれたワリス
ワリスの名前はソマリアの言葉でデザート・フラワー(砂漠の花)だという
自分の美しさには何の関心も持たない素朴な潔癖さが一流ファッションカメラマンの
目に留まる。

貧しくて生きる事に精一杯のワリスはモデルもお金のために引き受けたのだが
彼女の美しさは直ぐに一流ファッション誌の表紙を飾るようになる。
しかし彼女は重い悩みを抱えながら生きてきたのだった。


1997年、ワリスは雑誌のインタビューで5歳のときにFGM(女性性器切除)を受けた事実を
告白し、大反響を呼ぶ。
これがきっかけとなり、当時のアナン国連事務総長によりFGM廃絶のための特別大使に
任命され、以来、世界中を駆け回って女性の人権問題を提起し続けている。


日本に居てはほとんど知る機会も無い女性の割礼儀式・FGMだが
現代でも世界で年間200万人以上の女性がFGMを受けるという。
知らなかったでは済まされない問題を提議したワリスの勇気と行動に瞠目する。


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コメント (2)
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