車体の組み立ての続きです。上掲のガイド図に従って車体上部などを組み立てます。パーツの幾つかに反りや歪みがあったので、なるべく是正を図りつつ、順に組み付けてゆきました。
各所で隙間が出来るのを、テープで留めて押さえこんで、瞬間接着剤でくっつけて固定する、という繰り返しでした。
この戦闘室前面装甲も、反ったパーツばかりだったのですが、お湯に浸けて指で曲げを直して、なんとか上図の状態にこぎつけました。
車体への組み付けの前に、左右のズレを少しでも縮めるべく、車体側を削って調整しました。
なんとか戦闘室前面装甲もはめ込む事が出来ました。向かって右側、つまり車体左側が歪んで上がっている状態なので、削って縮めていますが、それでも左右が等しいサイズにはなっていません。約2ミリほどの差異が残りました。
車体後面の組み立て状況です。上図ではあまりハッキリ見えませんが、フェンダーも左側が約2ミリ高くなっています。車体そのものが成形不良でやや斜めに歪んだ状態になっているからです。かなり削って左右のズレを縮めましたが、完全な是正には至りませんでした。
エッチングパーツの1つを上図のように貼りました。
続いて砲塔の組み立てに進みました。砲塔本体のパーツは特に問題がありませんでしたが、機銃などの細かいパーツが殆ど折れたり成形不良で使い物になりませんでした。残ったパーツも、作中車のそれとは形状が違いました。
作中車の砲塔の様子です。主武装はM2ブローニングの12.7ミリ50口径機関銃、副武装はM1919 ブローニング7.62ミリ30口径機関銃です。
幸いにも、主武装のM2、副武装のM1919ともジャンクにパーツがありました。M2はドラゴン、M1919はタミヤのパーツがあり、いずれも精巧に出来ていました。
組み立てました。レジンの砲塔本体のぼんやりしたような質感と、二種の機関銃のシャープな存在感とが対照的でした。レジンでは細部の表現が難しく、モールドもあまり細かく出来ないので、プラモデルのパーツと比べると質感がかなり見劣りするのは避けられません。
それで、砲塔本体のほうも各所にヤスリがけを行なって細部になるべくメリハリを付けました。
車体に仮組みしてみました。ようやくコンバットカーらしい雰囲気がそなわってきました。 (続く)