ステップ5では、車体の左右や前後のフェンダー、履帯を組み立てます。
左右のフェンダーと後部のパーツ類です。このうち19Bと20Bの前端の寸法が合わず、仮組みの際に車体に干渉してつっかえたため、削り調整にて寸法を修正して合わせました。
組み付けた状態です。19Bと20Bの寸法も修正して合わせたので後部もきっちりと組み上がりました。
車体上面の組み立ての際にスカスカだった吹き抜け部分を、ジャンクのエッチングパーツの適当なサイズのメッシュで内側からカバーしました。
車体の天板も寸法が合わないので、削って修正してきっちり嵌まるように調整しました。
最後に前面のフェンダーと操縦手ハッチを組み付けることにしましたが・・・。
どうも前面のフェンダー28Bおよび29Bがしっくりきませんでした。というか違和感がありました。形状が明らかに違いました。キットのパーツは前端で斜めに折れていますが、作中車のは丸く造られています。
御覧のように、フェンダー前端が丸く曲がっています。どちらかというとBT-7の曲線状のフェンダー形状に近いです。
そこで、ジャンクにあったタミヤのBT-7用の前部フェンダーのパーツを取り出しました。BT-42のキットに含まれていた不要パーツであったかと記憶しています。
試しに仮組みしてみますと、ピッタリと合わさりました。ズベズダの車体にも違和感なく合うタミヤのパーツの凄さに感心させられました。
これで作中車の形状にほぼ合います。そうなると、フェンダーの内側にセットされる前照灯も、タミヤのパーツに交換したほうが良さそうだ、と考えました。作中車の前照灯は大きめに描写されていますので、ズベズダのパーツをそのまま使用するとサイズが小さいので合いません。タミヤのパーツだとサイズ感も同じです。
履帯の組み立てに進みました。
車輪を全て車体に仮組みして、これに履帯パーツを仮留めして繋ぐ方法を採りました。
こんな感じで、上下2パーツに分割して塗装後に繋ぐことにしました。
上下2パーツに分割しての組み付けは、上図のように車輪に仮組みした状態で行ない、テープで留めながら順番に繋いで接着してゆく、という方法で行ないました。車輪と履帯を完全に組み合わせて接着して一体化する、いわゆるロコ組みの手法も選択肢としては有効ですが、私自身は履帯と車輪を分割して組んで別々に塗装してから組み合わせるほうがやり易いです。
かくして、左右の履帯も組み上がりました。塗装後に車輪類と一緒に組み付ける予定です。 (続く)