2022年10月20日、午前6時17分。前日19日の退勤後に京都より富士宮に移動して一泊しての朝、窓のカーテンを開けると上図の景色がパッと広がりました。富士宮市街の奥に、富士山が、黒っぽい三角形の姿をくっきりとみせていました。
デジカメの望遠モードで引き寄せてしばらく眺めました。富士山を見るのは2021年5月の身延方面への巡礼以来のことでした。あれからもう一年と半年が経ったのか、と月日の過ぎゆく速さに驚きました。その一年半の間のゆるキャン聖地巡礼は静岡県内で繰り返し、特に大井川エリアを重点的に廻り、最奥の聖地である畑薙大吊橋へも到達して全域を踏破しました。それで静岡県内での巡礼が一段落しましたので、今回は久しぶりに山梨県に行くことにしたものです。
6時半過ぎにレストランに行ってバイキング方式の朝食をゆっくりといただき、部屋に戻ってゆっくりと休みつつ、再び窓の外の富士山を眺めました。各務原なでしこと同じ「富士山スキー」なので、見ていて全然飽きないのでした。朝食前に眺めた時よりも山肌がくっきりと見えてきていました。朝靄が晴れてきたのでしょう。
再び、デジカメの望遠モードで引き寄せてしばらく眺めました。
今回のゆるキャン巡礼は二泊三日で計画し、原作コミックの第13巻、第13.5巻、11月発売の第14巻のストーリーの場所を中心にしてアニメや劇場版のスポットも少し加えた内容でまとめました。
一日目の今日はJR線で移動しながら原作コミック第13巻のスポットを可能な限り回る予定でした。JR身延線および中央本線を利用しますが、いずれも列車の運行本数が限られているため、時間的制約もかなりあって、行ける場所もおのずと絞られます。二日目と三日目はともにレンタカー利用であちこち回るので、この日は列車で行けるエリアだけを4つ選んで順に巡ることにしました。
富士山を眺めつづけて一時間あまり過ごした後、8時35分に宿を出発しました。
今回泊まった、富士宮駅北口の富士宮富士急ホテルです。2021年5月の身延方面への巡礼時にも利用しました。JR身延線の富士宮駅のすぐ北に位置し、JR身延線エリアの聖地巡礼の起点として利用出来るからです。
一泊朝食付きで6000円前後とリーズナブルですが、部屋は綺麗だし朝食は美味しいし、部屋の窓からは富士山が見える、富士宮駅北口の至近だから駅まで徒歩3分ぐらいで行けて便利、ということで個人的にはとても気に入っています。
富士宮富士急ホテルの公式サイトはこちら。
富士宮駅を8時5分発の甲府行き普通列車で起ちました。次の停車駅の西富士宮駅を出てすぐに、上図の景色を窓から撮りました。富士浅間大社の鳥居と富士山の組み合わせは絵になります。西富士宮駅も富士浅間大社も各務原なでしこがソロキャンプで訪れた聖地ですから、行かれた方は多いでしょう。
8時53分、予定時刻より3分遅れて、この日の最初の目的地、内船駅に着きました。各務原なでしこの地元です。
内船駅に降り立ったのは、2018年3月14日の最初の巡礼以来でした。私の初めてのゆるキャン聖地巡礼が四年余り前にここからスタートしたのでした。それからあちこちへ出かけて数えて24回目の聖地巡礼で、再び内船に降り立ったわけですが、懐かしの場所へ戻ってきたように思われて、感慨深いものがありました。
この景色はもう定番ですね。アニメ1期の各務原なでしこのキービジュアルのアングルですから、ファンとしては絶対に外せません。ずっと見ていられる景色ですが、今回の行程はとにかく時間が貴重なので、すぐに駅舎を出て次に向かいました。
内船駅から右手に進んで、県道10号線に沿って約50メートルぐらい歩きました。その際に北側の景色を撮りました。予定したルートはまもなく右に曲がるからでした。 (続く)