2022年10月22日、秋の山梨ゆるキャン聖地巡礼の三日目の朝、宿の「東横イン甲府駅南口2」を8時45分に出発しました。この日もタイムズさんのレンタカーを利用するので、宿から徒歩5分未満の至近にあるタイムズレンタカー甲府駅前店に向かいました。
宿の前から北には甲府駅南口のロータリーが見えます。私の山梨県ゆるキャン聖地巡礼は、甲府を宿泊地として各地へ公共交通機関またはレンタカーにて行くケースが殆どですので、宿は甲府駅付近にとることが多いです。
8時55分にタイムズレンタカー甲府駅前店が開いたので手続きをして、8時57分に出発しました。
この日は、秋の山梨ゆるキャン聖地巡礼の仕上げとして、原作コミック第13巻に描かれる各務原姉妹の花見ドライブコースの未訪部分を回り、これに周辺の聖地スポットなどを追加で巡る行程にして、昼過ぎまでの半日程度をあててゆく予定でした。巡礼スポットの大部分が韮崎市域に含まれるため、これからのレポートは韮崎編として綴ります。
この日利用したタイムズさんのレンタカーは、マツダ2でした。以前はデミオと呼ばれていたグレードのマイナーチェンジ版であるそうですが、大き目の車体の割にはキビキビとした走りを見せ、20代の頃に運転していたファミリアの動きを思い出させて懐かしい気分にもなりました。
9時26分、最初の聖地スポットである赤坂台総合公園の駐車場に着きました。甲府盆地を眼下に望む高台に位置し、上図に見える高さ33メートルの展望塔が目印です。甲府市街から国道52号線をたどるだけで簡単に行けますが、高台にあるのでかなり長い間、登り坂を走ります。国道52号線の赤坂台総合公園入口信号交差点で右折して次の交差点が、赤坂台総合公園の北西隅にあたります。その北側に、私が停めた上図の駐車場があります。
赤坂台総合公園の北西の出入口です。地元ではドラゴンパークと呼ばれて親しまれています。原作コミック第13巻62ページから64ページまでの、各務原姉妹の花見ドライブ中の昼食休憩場所がここにあたります。
公園の北西隅に建つ展望塔は、公園のランドマークとなっています。原作コミック第13巻63ページのアングルで撮りましたが、各務原姉妹が昼食のサンドイッチを食べて花見も楽しんでいた場所はこの範囲とは違う場所のようでした。現地の案内マップを見ると公園の南に「ピクニック広場」があるので、その辺かなあ、と思ってそちらに向かいました。
思ったよりも広い公園です。上図はメインの「芝生広場」で野球、サッカー、陸上競技など、たいていのスポーツのグラウンドに使用出来る多目的ゾーンであるそうです。
南の「ピクニック広場」へ行きましたが、作中で描写される景色が全く見当たらないため、あれ違うのかな、南側ではないな、と考えつつ、園地の芝生の上を今度は東側へ移動してみました。
すると芝生広場の東端あたりに、上の奇妙な石のオブジェというか、曲がりくねった列石がありました。最初に見た途端、なんだこれは、と首をかしげましたが、回り込んで上図のアングルで見た時に、既視感を覚えました。
あっ、これだったのか、原作コミック第13巻62ページ3コマ目にて各務原姉妹の左奥に描かれる妙な物体はコレだったのか、と思い至りました。それで各務原姉妹の昼食休憩の場所も絞り込めました。
さらによく見ると、水面を進む龍のような形に見えました。そうか、これはドラゴンの石製オブジェなのか、と思い、ここがドラゴンパークと呼ばれるのも、このドラゴンのオブジェがシンボルになっているからか、と悟りました。
この石のドラゴンがある場所は、公園駐車場からは最も離れた所ですが、上図のように公園の周縁帯に並ぶ桜並木を三方に一望出来る絶好のポイントです。だから各務原姉妹がここで花見昼食を楽しんだわけか、と楽しく納得出来ました。 (続く)