山梨県立県民の森、エコパ伊奈ヶ湖の第1駐車場は、園地内のほぼ中央に位置して周囲に総合受付や関連施設が集まっています。キャンプ以外での利用客や観光客もここに車を停め、上図の森林科学館などを見物したりしています。森林科学館は、レストハウス伊奈ヶ湖の東側に位置しています。
駐車場の東側に建物がありますが、周囲の樹木が建物を覆い隠すように繁っているので、外観がよく見えませんでした。一見して、森林科学館の建物はあれなのかな、と疑問に思ったほどです。
コミック第13.5巻5ページ3コマ目にもそのままの景色が描かれています。志摩リンがレストハウスの店先からそちらへ移動していますが、リンはキャンプ場の受付がある管理棟だと思っていたようです。
建物の中へ入ると、まさに森林科学館でした。現地の自然環境や植物、生息する動物についての展示がありました。
コミック第13.5巻5ページ4コマ目にも内部空間がそのままに描かれています。中央の大きな切株のオブジェ、手前のパネルの「樹洞は森のシェアハウス?」の文字も忠実に再現されています。
「樹洞は森のシェアハウス?」の樹洞は、大きな切株のオブジェにて大きいのと小さいのが2つ再現されていました。志摩リンが覗き込んだ時に、中にリスかモモンガみたいな小動物が居ましたが、現実にはそんな小動物は居ませんでした。
これが小動物のシーンです。たぶん志摩リンの妄想イメージなのでしょうが、「ここは管理棟じゃないよ」とわざわざ教えてくれています。樹洞の位置やサイズが忠実に描写されていますので、現地で実際に見ると妄想イメージもリアルに感じられてしまいます。
個人的には、樹洞というとフクロウが入っている穴、というイメージがありました。子供の頃、よく家の裏山に登って、木々の樹洞にフクロウが潜んでじっとこちらを凝視していた、という経験を何度かしているからです。
展示室の一角には、伊奈ヶ湖やその西の櫛形山系の立体模型がありました。上図左下に伊奈ヶ湖を含めたエコパ伊奈ヶ湖の園地が見えます。櫛形山系の山々への登山路がエコパ伊奈ヶ湖から通じていて、ここが登山者のルート発着点になっていることも知りました。聞けば、櫛形山への登山とキャンプをセットで楽しむ方が少なくないそうです。
現地に生息する動物のはく製展示です。シカ、カモシカ、キツネ、イノシシ、そしてクマです。さすがにニホンオオカミはいないようです。昔はいたんだろう、と思いますが。 (続く)