ラストのステップ9では、後部の座席シートなどを組み付けます。この座席シートは折りたたみ式で、展開すれば背中合わせに左右3名ずつ、計6名の砲兵を搭乗させることが出来たそうです。本来は野砲の牽引用として開発されたトラクターですから、砲兵の輸送も同時に行うわけです。
ステップ9で組み立てる座席シートのパーツ類です。
組み上がりました。
ベンチの背もたれの裏板同士を組み付けました。
上図左の2個のパーツは、側面の保護板のようです。
組み付けました。左右ともシート本体のパーツは塗装後に取り付けますので、別に保管しておきました。
したがって、これで塗装前の組み立てが完了となりました。
塗装を行ないました。車体には白のサーフェイサーを薄く吹き付けておいてから、ミスターカラーの11番のガルグレーで本塗装をしました。継続高校チームの車輌の車体色は、アニメ版ではグレーに白がまだらにかかったカラーですが、コミック版では車輌ごとにまちまちになっていることがカラーページからもうかがえます。
今回のコムソモーレツはカラーページが無いので車体色が不明です。それで自由に色を決めることにして、隊長車のBT-42に近似した明るい灰色を基調としたカラーを探し、ガルグレーを選びました。
シートはポスカの茶色で塗りました。
シートを車体に取り付けました。
履帯を28番の黒鉄色で塗りました。
前部の車載機銃および前照灯の内側も28番の黒鉄色で塗りました。最近は、前照灯内部をシルバーよりも黒鉄色などの暗い色に塗ることが多くなっています。理由は、ライトのレンズ部をウェーブのクリアパーツに交換した場合に上図のように奥行きのある透明感が出てくるのが何となく気に入っているからです。
かくして、継続高校チームのT20コムソモーレツがコミック「フェイズエリカ」仕様にて完成しました。製作日数は、2022年10月6日から12日までの7日でした。組み立てに4日、塗装に2日、塗装後の組み立てに1日かかりました。
今回のキットはホビーボスの製品を利用しました。現時点で唯一の適応キットであり、他に選択肢がありませんが、キットそのものは小型車輌の故にパーツ数も少なくて組み立て易かったです。また作中車がほぼキット準拠に描かれている為、機銃マウントの形状を合わせる他は改造が一切必要無く、組み立て自体はストレートで楽しめました。
このT20コムソモーレツは、2023年4月現在はコミック版にのみ出ていますが、10月公開予定の最終章第4話の継続高校チームのシーンにも出てくる可能性があります。出てくるのであれば、アニメ版はどのような姿、車体色で登場するのか、ちょっと気になりますね・・・。