仕事を手伝ってくれているXXさん。
今や仕事の連絡はメールである。急ぎの場合は、直接私の携帯へ連絡が来る。
だから、電話が掛かってくることはまず無いし、彼女が出る機会もないのだが、
何度か、電話に出たそうな。
彼女の話し振りは私とはまったく異なるが、声が似ている。
「はい!OOです」
という声がそっくりで、私の友人は私だと100%信じ込み、
「●です。元気?」と言ったらしい。
すると、営業的な愛想のよさが全くないXXさんは、
「お世話になっております。どちら様でしょうか?」
と冷ややか(?)に答えたらしい。
この口ぶりは異なったものの、先入観から友人は、
「あら、やぁだ。恭子ちゃん、どうしたの?」
・・・
私が留守なので、彼女は何度かインターホンにも出て、
「はい!」と答えると、これまた私だと思われたらしい。
悪気はないが、生まれつき(?)愛想が悪いのを、本人も気にしている。
間違えられても、
「そうなんですよ。声が似てるって言われるんですよ」などと、話題にもできるはずだが、それができないと言う。
「もう、電話やインターホンに出るのは辞めます」と彼女。
それほど深刻な問題とも思えないが、
「そうかもね・・・」と私。