車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

熱血試合観戦!

2021年01月19日 22時56分37秒 | 日記
卓球全日本選手権。

ものすごいものだった。

まずシスコ・アスリート・アンバサダー、石川佳純さんの優勝を祝したい。

そして、様々な困難や制約も設けられ通常とは異なる環境の中で最大限のパフォーマンスを発揮し、見る人に力を与えてくれた全ての選手、また、思わぬアクシデントで途中棄権を余儀なくされた選手も、そして、この状況下で準備をし開催を実現させる事が出来た全ての関係者各位に、一観戦者として感謝申し上げたい。



無観客をはじめ、様々なところでこれまでとは異なるところが見て取れた。

中継を見ていても「あぁ、これは戸惑うだろうな」と思う箇所が多々あった。

その影響を特に大きく受けていたのが張本選手だったのではないかと報道もされていたし。

でもそれは選手の立場だけでなく、審判の視点でも同じことが言えると思う。

一番は台の上の汗の飛沫を拭く作業。汗だけでなくラバーのかけらの除去などもあるのかもしれない。

その作業自体は簡単なこと。でも、それに時間をかける事はゲームに大きな影響を及ぼしかねないので、その辺りの気遣いもものすごく大きかったと思われるし、そもそもそれらの判断、決断もご苦労があったと思われる。

ボールに触れる点もそう、それこそ「気苦労」は比較できないくらい甚大だったはず。

顔馴染みの審判を中継でも複数見受けたので、お会いできた時には直接聞いてみようと思う。



だけど本当に、観戦することで今回も良い勉強をさせていただいた。

この状況下ではあるけれど、幸い僕は変わらず練習が出来ている現状なので、ある意味直接的に勉強に利用させていただくことが出来た。

でもそれ以上に、ゲームを楽しませていただいた。

特に、女子の準決勝、決勝はその内容の凄さもありより興奮した。

準々決勝でも「あのラバーを使っているこの選手が・・・おお!」と言った感じで興奮の観戦となったり、いつも以上に楽しんでいたのかもしれない。

この状況下でも、いや、だからこそ?こうして「楽しめる」ことを提供してくれた選手や関係者に重ね重ね感謝申し上げる。



さぁ、そして自分の練習だ。

先日、練習の中で偶然から大きな課題を見出した。

本当に大きな課題。

情報として頭では理解出来ていたけれど、それに留まっていた。

でも、ようやく本当の意味で理解出来たから、まずはそれを自分のものに出来るよう練習あるのみ。

練習の出来るうちに徹底的に練習しておくしかない。

いつまた出来ない状況になるか分からないのだから。

都内の卓球場や卓球関係者の話も耳に入ってくる。

卓球場に限らず病院でも何かしらの施設でも最大限注意していてそれなのだから、最悪の事態も想定した上で、その時自分がどうすべきか、何が出来るのか、何をしちゃいけないのか、様々な立ち位置それぞれの視点で想定していなきゃならない。

社会がそうならない為に、社会人である自分がどう行動するかが今最も重要なことなのだけれど。

せっかく良い試合観戦が出来て、それをいつも以上に自分に活かせているこの状況を失うのは耐えがたい。

だから、まずは自分がどうあるべきか、どう行動すべきかを冷静に、客観的に判断していく。

そして、自分が迎えられる次の試合に向けてしっかりと取り組んでいきたい。

いろんな人と打ちたい。

自分の現在位置を確かめたい。

そして修正を加えたい。

けれど、残念ながら今はその時じゃない。

でも、「成長」というのは必ずしもそういうステップでなくても出来るもの。

それを今回の全日本選手権の選手の活躍を見て僕は確信した。

だから、結局のところ全ては自分次第なのだと思う。

一日24時間の全てのシーンにおいて、その時どう判断し行動するか、それによって次の瞬間の自分が決まるということなのだな。

その積み重ねで自分の先の人生が決まるのだな。

人生には分岐点が存在するっていうけれど、そもそも「どの分岐点を選ぶか」は自分次第ということだ。

一瞬一瞬の積み重なった先の分岐点なのだから。

よし、明日もまた頑張っていこう。

でも今のこの状況下で無謀な頑張りにならないようには注意していよう。

最後にあらためて、全日本選手権出場の選手並びに関係者のみなさん、本当にお疲れさまでした。

ありがとうございました。