ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ベルファスト」

2022年08月14日 | ドラマ映画
今年3月公開の映画の紹介です

監督・脚本賞は、ケネス・ブラナー。
監督の半自伝的な、アイルランド・イギリス制作のドラマ映画です。
主演・出演は、ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフ、ジェイミー・ドーナン、ジュディ・デンチ。


1969年、北アイルランド、ベルファスト。
少年・バディはその日も路地で友達と遊び、「夕食が出来た」と声を掛けられ家に急ぎます。
すると、騒いでいる人だかりが見え、火炎瓶が投げられる騒ぎが起きます。
男たちは「カトリックめ!!」と叫び、バディの母・マーが家から飛び出しバディを抱えます。
兄のウィルも家の中に急ぎ、皆テーブルの下にもぐります。
間もなく一台の車を爆破したあと暴徒たちは引き上げ、その後ベルファストの住民はバリケードを作ります。
ロンドンで働いているバディの父・パーは足止めを食い、マーが説明してやっと帰宅できました。
バディの家族はプロテスタントで、義兄はパーに協力を求めバディたちのそばにも執拗に姿を現します。
ある日パーがイングランドに移住する話をマーにしているのを、バディは聞いてしまいます。
「ここは自分たちの町。イングランドでは言葉が通じないし馬鹿にされる。誰も助けてくれない。」
マーは留まることを主張します。
祖父母はバディにやさしく接し、学校には好きな女の子もいて、バディも引っ越しには絶対反対でした・・・

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この映画は、ほぼモノクロです。
あるシーンが、色鮮やかです。

この映画はアカデミー賞で「脚本賞」を受賞、
「作品賞」「監督賞」「助演男優賞/キアラン・ハインズ」「助演女優賞/ジュディ・デンチ」「歌曲賞」「音響賞」のノミネートがあります。

マー役は、カトリーナ・バルフ。
アイルランドのファッションモデル、女優さんなんですね。
「マネーモンスター」(2016)、「フォードvsフェラーリ」(2020)などの出演があります。

≪ おまけ カトリックとプロテスタント 簡単に ≫

どちらもキリスト教で、
16世紀(中世末期)の宗教改革で分離しました。

『カトリック』は伝統重視。
聖職者は「神父」と呼ばれ、男性のみで結婚NG。
聖母マリア・聖人信仰が行われ、
教会に懺悔ボックス「告解室」があります。
幼児洗礼の習慣。

『プロテスタント』は聖書主義。
教職者は「牧師」と呼ばれ、結婚OK。
聖母マリア・聖人信仰はなく、
幼児洗礼の習慣には大反対。





皆さま、日々のお立ち寄りとポチ押しの応援ありがとうございます
アイルランドとイングランドに関する映画は、本当にたくさん目にしますです
バディの目線で、住む人々の様子が温かく表されていました
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