日々の家事を
なんとかまわせるようにはなってきたけど
やっぱり
どこかで なんで僕がとの思いがある
母やあなたが
家の事はいいから
勉強や仕事を頑張ってくれればいいのよと云われて
甘えて生きてきた
70年間も僕には一切なにもやらせなかったから
毎日が同じことの繰り返し
どこまでも終わりがない作業が
死ぬまで続く
それでも
家族や誰かのためならやれるかな
この歳になって
自分のためだけに
こんなに頑張らないといけないのか なんてね
ときおり出る
大きなため息はいつになれば終わるのか
ヤブラン
目が覚めて 夢のあと
長い影が 夜にのびて
星屑の空へ
夢はつまり 想い出のあとさき
夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれに さまよう
八月は夢花火 私の心は夏模様