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自治会の氏神「筒井八幡神社」境内に「扇塚」があり、秋の例祭で毎年5月15日に春の例祭「扇供養(日本の伝統舞で使用した扇を供養し 芸道の発展・上達を祈願する祭)」の祭がある事を知り、11時から「扇供養」の神事があるので家内と11時前に神社に着いた。 扇供養(日本の伝統舞で使用した扇を供養し 芸道の発展・上達を祈願する祭)は耳馴れない神事だが近畿では京都や奈良の寺社仏閣で供養する神社や寺があり関東でも東京都や神奈川県にあるようだ。 日本の伝統芸能には扇が重要な役割があり、特に日舞を舞うには扇が必要で日頃使っている古くなった使い古した扇を「扇塚」の前で扇を燃やし、その灰を灰塚に納め入れ供養する神事だった。
(※扇塚石碑の句「ときの間も惜しみ手馴れし末広に いつしか舞の心通える. 青柳芳枝詠」)
神事の供養祭壇は大きな桜樹の下を舞台としてあり、予定時刻通り神楽の奏でる音で始まり、宮司の祝詞が読み上げれ、祭壇前で巫女による舞が奉納された。
舞が奉納され、宮司がお祓いして、古い扇を燃やす供養祭壇に点火された。 宮司は供養する扇祭壇に扇を数本投げ入れると炎が立ち上がり、続いて氏子総代などが続いた。
参列席から舞踊の師匠と思われる人から順に扇は供養された。
礼用、舞踊の扇は何本供養されたか判らないが数百本の扇が感謝、供養された。
15日の15:00には氏子、自治会の「こども相撲大会」19:00は「籠池子供太鼓」「剣舞・詩吟」が演じ、奉納さられるそうだ。 神戸は文明開化の街として名が知れているが、都会であるが、歴史も古く日本古来の伝統行事がなされ我輩には面白い街なのである、
ネットが発展して、全国各地色々なことを知ることが出来るようになりました。
現役時代近畿に10数年おりましたが、京の大きな祭りはよく観ましたが再び近畿に住んで、歳をとると近畿の小さな祭事(催事)でも、物珍しく感じます。
畿内は古い日本の芸能など生活(食)文化の発祥地で各地の祭事が“成る程”と思われるものがあります。
やはり、歳をとるとそうなるのでしょうか
近くに住んでいながら、全くの無知でした。
何時もながら、歴史の勉強をさせられて
います。
福岡では針・櫛などの供養が有るようですが見学したことが有りません。
針は和・洋裁の業界関係者、櫛は美・理容業界関係者が施主となって開催されているようです。
扇供養もそうでしょうが、それぞれの技量上達と道具への感謝を込めてされているのでしょうね。
コメント
転勤族でしたが移動した地域の風土を本で知らべたり土地の人に聞いたりしました。
これが一番仕事に役立ちましたが、以外にも地元の人は自分で住んでいる町の成り立ち・歴史や生活風土を知らない人が多いように思いました。
世話になった愛着物への感謝を表する供養は何処にでもあるようです。
我が町内には日本最大級の怖い顔をした「馬頭観音塔(妙光院)」があり、毎年1月の初午の日に「動物供養」があります。
供養に詣でる人は関西一帯の競走馬のオーナーやトレーニング場の調教師、ペットショップ、牧場経営者や個人のペット動物・・・etcなど大勢です。
あの大リーガーのイチロー選手もオフシーズンに神戸におり、何故か馬頭観音へ供養に詣でるそうです。