へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

貯金の取り崩しと借金生活

2007年11月10日 04時12分31秒 | Weblog
私個人の事ではありません、全人類の話です。
「ナンノコッチャ!?」と思うでしょう。
「貯金を取り崩した上に借金をする」と、どの様な結果になるか考えてみてください。
ここで言う「貯金」とは、地球の資源の事である。
それでは「借金」とは?。
温暖化、環境破壊(大気汚染、森林の減少など)などを意味します。
貯金が後何年分あるか?、そして後どの位い借金できるか?。
急速な経済発展を続けている中国。
その華やかに発展する陰で「深刻な公害」が発生している。
昔の日本(今も大同小異だが)がたどった道を歩んでいるのである。
しかし、「昔の日本」とは大きく異なる部分がある。
日本の十倍、13億もの人口を抱えているので、「汚染の規模」が違うのである。
来年の「北京オリンピック」に、「大気汚染」を理由に「参加を見合わせる」選手が出て来ている。
そして・・・・・。
中国で汚染された大気が、日本にも押し寄せてきているのである。
今まで大気汚染とは無縁であった、離島や地方都市でも「環境基準」を超えてきているのである。
偏西風に乗って「黄砂」が飛んで来るのと同じ理屈である。
グローバル化、国際化と言うが、科学や文化だけではなく、「環境汚染」も同じなのである。
これにインドが加わったらどの様な事になるのであろうか?。
中国に続いて、インドも急速に発展してきている。
インドも確か、10億の人口を抱えているはずであるから、その影響は軽視できないであろう。
地球の大気は、西から東へ流れている。
この大気の流れ(偏西風)は、インドから中国を経て日本へとやってくる。
10億と13億、地球全体の三分の一以上を占めているのだから、その影響は計り知れない。
「地球規模」で対策を考えなくてはいけないのだが、中国、インド共に「応じてくれる見込み」は少ないだろう。
日本の場合は、規模が小さかったのと、東側には太平洋があるだけだったので、汚染された大気も、アメリカに着く頃には「拡散」されて問題にならなかったのである。
従来の汚染対策は、「国内規模」で考えればよかったのだが、これからは「地球規模」で考えなくてはいけない。
「茶番劇」で大騒ぎしているようでは、とても無理であろう。

コメント
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