へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

バイオエタノールの隠れた問題点

2007年12月03日 03時32分32秒 | Weblog
ブラジル、アメリカ、ヨーロッパなどで、ガソリンの代替燃料として生産が盛んになっている。
日本でも、「建築廃材」などを原料に出来ないかと研究が進められている。
バイオエタノールの場合、「排出した二酸化炭素を、原料となる植物が吸収する」と言うことで、地球温暖化には「プラスマイナスゼロ」と計算されている。
しかし、???と思う人が、私以外にもいるのではないだろうか?。
工場建設に関連する分、醗酵する際に出る分、工場の機械を動かす電気などのエネルギー分、そして、完成したエタノールを輸送する際に出る分、などなど、これらを計算に入れたら、どの様な数値になるのであろう?。
その上に、原料となる「穀物」などの生産に関係する分を加えれば、更に悪い数値になる筈であろう。
「代替燃料」は、所詮は「代替燃料」以外の何物でもなく、「地球の温暖化防止」と言う役に立たないどころか、かえって「温暖化の促進」と言う事になるような気がする。
しかし、私がいくらここで書いたとしても、現状を変えることは出来ない。
「半永久的に持続可能な人間社会」(数十億年後には、巨大化した太陽に飲み込まれて、地球も消滅してしまうので)にするためには、「完全な自給自足社会」に成らなくてはならない。
大多数の人々が「経済発展を望んでいる」と言う現状では、実現は「到底不可能」と言う事になる。
世界各国が、それぞれに「お国の事情」を抱えている以上、「有効な意見の統一」など難しいであろう。
ここで気を付けなくてはいけない事がある。
「資源の枯渇」と言う問題が根底にある以上、「資源の無い日本」は、「蚊帳の外」と言う事にならなければよいのだが。
これからは、「今まで以上」に「資源を持つ国」の「発言力」が強くなるであろう。
産油国が生産量を増やさないのも、「枯渇したらそれでオワリ」と言う事がわかっているからである。
高値で売れる物を、無理して「増産して値段を下げる」などと言う「馬鹿げた事」などするはずが無い。
「脳の発達」が招いた「災難」と言うほか無い。
「禍を転じて福となす」と言う言葉と反対に、「脳の発達と言う福が転じて禍となった」と言うことである。
「人間万事塞翁が馬」「禍福はあざなえる縄の如し」「諸刃の刃」などと言うように、「福と災難」は、いつ何処で入れ替わるかわからない。
その時になって慌てずに済む様に、「心の準備」だけはしておいた方がいい。
コメント (3)
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