へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

過去のツケ

2007年12月13日 03時16分08秒 | 毒舌(皮肉)
国会は相変わらずの茶番劇、来年度の予算も、何時審議されるのか予想が付かない。
増税をせずに済ませようとする民主党。
自民党は、何とか消費税を上げようとしている。
どちらの主張が正しいのであろうか?。
私は、どの政党も支持はしていないのだが、現状の日本を考えれば、自民党の意見に賛成せざるを得ない。
政権政党である自民党が、敢えて、「選挙に不利な増税案」を持ち出すということは、それだけ「財政的に逼迫している」と言うことだろう。
「無駄を無くせ」「公務員を減らせ」などと言う意見が多いのだが、そのしわ寄せの殆どが、地方に集中してしまう。
医療が都市部に集中するのも、同じ理由である。
民主党の主張を実行するには、「大きなリスク」が伴う。
「赤字国債」の増加である。
かつて財源不足を、「国債と言う借金」でまかなって来た。
一度手にした「禁断の木の実」の誘惑に勝てず、年々増加の一途をたどってきた。
国ばかりか地方までもが「借金漬け」の状態で、その総額はどれ位になるのだろうか?。
国民一人当たり、一千万近くになるような話を聞いた。
この借金は一体誰が返すのであろうか?。
「借りた人が返す」と言うのが常識であろう。
「借りたままほったらかして、知らん顔」と言うのは、「人の道」に外れるのではないだろうか?。
少しでも減らす努力をしなければいけないのだが、毎月1万ずつ返したとしても、50年で「やっと600万」である。
「よくも此処まで借金を増やした物だ」と、今更ながら驚いている。
逆に考えてみると、戦後60年余りの間、国民一人一人が「毎月1万ずつ借金をしていた」と言う事になる。
過去において、選挙のたびに「減税、減税」と有権者を喜ばせていた陰で「借金」を重ねていたのである。
過去のツケが溜まり、最早「借金を増やせる状態」ではなくなっているのである。
「国債の償還をするために新たな国債を発行する」と言う、「自転車操業状態」になってしまっているのだ。
このように「過去のツケ」が溜まった状態を、民主党はどのように考えているのであろうか?。
多くの物資を海外に依存している状態で、「自国の利益」だけを考えていてもよいのだろうか?。
「都市と地方の格差」でも同じことが言えると思う。
地方の疲弊は、タダでさえ低い「食料の自給率」を、更に引き下げ、「自然環境の悪化」などの弊害が出てくる。
「農業の大規模化」などと言うが、日本の国土ではとても太刀打ちできる話ではない。
仮に「大規模化」したとしても、「一桁どころか二桁」ほども違うのだから話にならない。
国土も資源も無い日本では、「八方ふさがり」と言った所である。

コメント (2)
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