へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

久しぶりに顔を出した小泉元総理

2008年04月08日 02時49分07秒 | Weblog
久しぶりに見る小泉元総理の顔は、以前のような精悍さは無く「ただの人」と言う感じで、発言の内容も「自民党の窮地を楽しんでいる」としか感じられなかった。
現役の総理大臣時代も、記者会見のときの姿は「薄ら笑い」を浮かべた様な顔で答えていたのだから「当然と言えば当然の話」だが、こんな人を総理大臣として受け入れていた多くの日本人がいたことが不思議でならない。
小泉内閣を支持した人の多くは「何かをしてくれそうだから」と言うものが多かったのであるが、その「何か」とは一体なんだったのであろうか?。
「自民党をぶっ壊す」などと言っていた事は確かにその通りになりそうであるが、果たしてこのような形になることを誰が予想したであろうか?。
小泉元総理が政権を担っていた当時の与党は「圧倒的多数」を誇っていたのだから、数の力でどの様な法案も通す事が出来たのだから、「真の意味」で日本の将来を考えていたのであれば、「将来に備えた税制関連法案」を審議しておくべきだったろう。
郵政民営化よりもっと重要な事が幾らでもあったはずなのだが、如何せん「民営化による効果(利益)」にばかり気を取られてしまった「有権者の支持」があったために「千載一遇のチャンス」を逃してしまった。
折角メディアに顔を出したのだから、「福田に任せていたのではダメだから、もう一度俺に任せろ」とでも言えば、「小泉も大した者だ!」と言えるのであるが、ノーベル賞の数と同じで「虚仮威し」でしかない。
今回の「ガソリン税の引き下げ」「日銀総裁選びの混迷」などを見ていると、急速な「世界における日本の地位の低下」と言うことを心配しなくてはならないだろう。
過去には日本が握っていた、マグロを始めとする「高級食材」「穀物」「鉱物資源」などの「価格決定権」の多くが、中国などに握られてしまっている現状を考えれば、「これ以上の地位の低下」は何としても防がなければいけないのだが、「私利私欲」に目が眩んでしまった「民主党とその支持者」にとっては、「対岸の火事」「馬耳東風」と言ったところかもしれない。
コメント (1)
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