へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

小泉純一朗の思惑通り?

2010年04月09日 05時26分38秒 | Weblog
小泉純一朗が「自民党をぶっ壊す!」と言っていたのだが、今正にそのような事が起こりかけているのだが・・・・。
民主党政権が誕生して半年余りになるのだが、誕生以来数々の「逆風」が民主党に吹き付けていると言うのに、前政権の自民党には一向に追い風になる様子がない。
「このままでは自民党が危ない」とでも思うのだろう、難破した船から乗客が逃げ出すがごとく「自民党を離党」する議員が続出している。
しかし、このような状態を招いたのは、過去に何度も書いているように「私利私欲に目が眩んだ有権者」の存在である。
「船頭多くして舟山に登る」と言う事を何度も書いているのだが、当の船頭たちにしても「乗客の希望を叶えよう(選挙に勝ちたいからだが)」としているのだろうが、それがどれほど「危険なこと」かに気が付いていないのである。
実際には気が付いているのかもしれないが「有権者に嫌われては選挙に勝てない」と言うことが有り、結局は「有権者に媚を売る」と言うことになり、結果として「船頭の数が増える」と言うことになってしまうのである。
かつて、「乗客に富士山を見せたい」と言う理由で「富士山に近づきすぎて墜落する」と言う痛ましい事故が有ったように、乗客(有権者)の希望にばかり気を使っていては「肝心の乗客を危険に晒す」と言うことに気が付かないのであるが、一方の「乗客(有権者)」にしても同じようなことが言えるのである。
最近「モンスター」や「クレーマー」と言う存在が問題になっているのだが、政治の世界では昔から存在しており、「有権者」と言う名のモンスターやクレーマーの存在が政治の混乱の元凶であり、現在の財政不安の原因も「有権者と言うモンスター(クレーマー)」の存在無しには起こり得ないのである。
小泉純一郎が言った「自民党をぶっ壊す!」と言う事は、その先に「日本がぶっ壊れる」と言う結果が待っている事に気が付くべきだったのだが、目先の私利私欲に目が眩んだ有権者には「何のこと?」といった程度にしか感じなかったのであろう。
私自身は、冷静に現状を考えれば「景気回復を望むのは無理な話」と考えているだけでなく、「増税(消費税以外でも)も仕方がない」と考えている。
正確な数字は失念してしまったのだが、国債(国の借金)の残高が一千兆円を越えるのも時間の問題で、地方自治体の債務(これも借金です)も二百兆円近くに上る事を考えれば、国民一人当たりの借金が「一千万円を超える」と言うことも現実の問題になり、「これ以上借金を増やして一体誰が返すの?」と言う心配をしなくてはならないのだが、肝心の民主党は「それに逆行するようなマニフェスト」を実行しようと躍起になっており、新党を立ち上げようとしている連中も同じような事を考えているのだからどうしようもないのだが、それを支えているのが「有権者」だという事も認識する必要がある。
コメント (2)
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