へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

荒海に乗り出す「菅(咸)臨丸」

2010年06月06日 04時36分09秒 | Weblog
初めからわかっていることなのだが、鳩山政権のもとで大幅に下がった支持率の中に乗り出してゆく「菅臨丸」、船長(菅総理)も未熟なら、それを支える船員(大臣)たちの技量も未知数で、余程性根をすえて支えて行かないと「鳩山総理の二の舞」と言うことになるのも「時間の問題」だろう。
嘉手納基地の問題を始め、「高速道路の無料化」「ガソリンの暫定税率廃止」・・・・と、次々にマニフェストに反することをやってきて、今や「財源不足は明白」な状態で一体どうしようと言うのだろか。
このような状態の中、あと一月余りで参院選挙が実施されるのだが、その結果は「余談を許さない」と言ってよいだろう。
しかし・・・・、政権を奪い返したいはずの自民党にも元気が無く、徒に「民主党の失態を批判する」と言うことに終始するばかりで、一向に具体的な政策(マニフェスト)を発表出来ずにいるのであるが、この事が何を意味するか考えたことがあるだろうか。
簡単に言ってしまえば「民主党の二の舞をしたくない」と言う事で、1年前に民主党が参院選用に掲げたマニフェストが、「財源不足と現実論」の前に遭えなく挫折したように、最早「選挙用の人気集めのマニフェスト」を作る事が出来ないからなのである。
民意(世論)は新総理に期待する声が多いようだが、「無い袖(財源)は振れぬ」と言うように、財源(税収)が不足している以上「民意を喜ばせるようなマニフェスト」などとても無理な話なのである。
しかし・・・・、この程度の事もわからないような国民が増えている事を考えると、「最早日本は終わり」と考えなくてはいけなくなってしまうのだが、こうなると「子供の学力低下」などと言うより「大人の学力低下」の方が心配で、子供の学力低下は「大人に原因がある」と言えるのではないだろうか。
新しい菅内閣は「小沢一郎抜き」で船出をしようとしているが、実際は同じ船内にいるのだから「何時暴れだすかわから無い」と言う事で、時限爆弾を抱えたような状態での船出である。
コメント (2)
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