へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

一向に下がる気配のないお米の値段   追記です   さらに追記です。

2025年03月13日 04時40分52秒 | 毒舌(皮肉)

 

昨年来のお米の価格高騰を受け、政府は「備蓄米の放出」を決めたが、それでもまだ値上がりが続いている。

一部では「買占め」だとか「売り惜しみ」「転売」だとかいう人もいるが、本当にそうなのであろうか。

私は違うような気がしてならないのだ。

そもそも、政府は21万トンものお米の行方が分からないというが、なぜわからないのか。

評論家たちもあれこれ言っているが、これもイマイチピント外れな感じもある。

で、私が考えるに、政府が「備蓄米」を持っているように、一部の卸業者も「備蓄米」として持っていてもおかしはないだろう。

広い意味では「買占め」「売り惜しみ」という言い方もできるかもしれないが、実際は別なので。

ちなみに、レストランや食堂なので、「お米がないのでご飯もののオーダーはお受けできません」と言ったらどうなるのか。

弁当屋が「お米がないのでお弁当ができません」と言ったら。

おにぎり屋さんが「お米がないのでおにぎりができない」といったら。

一般の家庭なら、「それならパンにしよう」「うどんにしよう」「ラーメンにしよう」「パスタにしよう」などと言うこともできるが、レストランや食堂、弁当屋、おにぎり屋ではそうもゆかない。

となると・・・・。

常にある一定以上の量は確保しておかないといけない。

これは卸問屋でも同じだろう。

万一「品切れ」にでもなったら・・・・。

お客は他所に行ってしまう。

それを明確に証明する事態がすでに起きているのだから。

正直、今年はかなり異常事態になりそうな予感も。

ちなみに、「青田買い」という言葉もあるが、今年はそれどころの騒ぎではなさそうな感じが。

というのは、まだ一部ではあるらしいが、種蒔きもしていない段階て注文が入っているのだから。

ということで、行方不明の21万トンも、実際は卸問屋が米農家から直接買い入れているので統計には乗らないのだろう。

最近は「ネット販売」も増えていて、これも統計には含まれないからね。

なので、政府の備蓄米が放出されても、値上がりの速度は遅くはなるだろうが、値下がりは期待薄かも。

これで「時給10円」などと言う人までいるほど大変だった米農家だが、これで一息つけるかも。

2025.03.08.

 

 

追記です。

 

ようやく備蓄米の放出が始まろうとしているが・・・・。

備蓄米の放出に当たっては「入札」で放出先が決まるのだが・・・・。

入札とは。

今回の場合は「より高い価格を付けたもの」がら決まってゆくので、嫌でも「高めの価格設定」にならざるをえない。

となると・・・・。

嫌でも値下がりの可能性は下がってしまう。

ただ・・・・・。

元々が農家にとっては厳しい生活を強いられてきているので、農家だってそう簡単に値が下がっては困るので。

農家はサラリーマンではないので、「最低賃金」などの決まりはなく、しばしば「時給10円」なんて話だって出てくるのだ。

決まった休日もないし、有給休暇もない。

「就労時間」に制限もない。

固定給もないし、ボーナスも退職金すらもない。

労災の適用もない。

この様に、全てが「無いない尽くし」あのだから、後継者だってなり手が少ない。

かつては「食糧管理法」で潤っていた時期はあるが、それでも農家はそれほどうまみにある仕事とは言えなかった。

金銭的にはいくら潤ったところで、身体きついのは同じである。

さらに、肥料も高騰しているし、農業機械を動かす燃料も高騰しているので、米価を下げる理由が見当たらないのだ。

ということで、「高止まり」を覚悟しないといけないのかも。

 

少し書き足しておきます。

備蓄米の放出では「入札」で価格が決まるので、「高めの価格設定」になることはすでに書いたが、どうやら現状と大差ない価格で落札されたようです。

そして・・・・・。

一般の報道だと「放出分の買い戻し」に関して触れることは少ないが、基本的には次の収穫分から買い戻される。

ということは・・・・。

その分だけ余計に作付けをしないといけない。

そうなるとまた米不足に陥りかねないため、江藤農水大臣は「1年を超えてもいい」といったらしいが・・・・。

これはある人から聞いた話だが、その人の知り合いが規模は小さいが「米農家」で、その米農家は「今の価格でやっと一息付けたのだから、わざわざ価格を下げるための増産などしない」といったそうなので。

ちなみに、その米農家だが、出来の良いお米は全て出荷に回し、自分たちは「等級外(クズ米)」を食べてしのいでいて、それで何とか生活しているそうなので。

野菜農家だって似たようなものだろう。

「紺屋の白袴」と同じなのだ。

コメント
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