へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

あれから4年    7(病院食)

2015年10月14日 20時36分15秒 | 舌癌手術後の経過
病院食には何種類かあり、患者の状況によって選べます。

で、私の場合は、「ミキサー食」です。

これ以外には「三分」「五分」「七分」「普通」があります。

「ミキサー食」は、名前のごとく、食材は全てミキサーにかけたもので、ドロドロの液状です。

要するに、噛んで食べることなどとても出来ないので、スプーンですくって飲み込むのです。

が・・・・。

それでも私には簡単なことではないのです。


始めは、水を飲む練習をしたときと同じで、洗面台の前で立ったまま食べました。


誤嚥になることも多いので、テーブルで食べると、誤嚥で吹き出したとき大変なのです。

更に、飲み込むときに空気も一緒に飲み込むため、直ぐに胃が張ってしまい、休み休みにしか食べられず、一回の食事が「2時間」と言うことも多いのです。


今現在も、自分で作らなくてはならず、それを含めると2時間近くかかります。


食べる時に空気を飲み込むのは今もそうで、一回の食事で、2回は派手なゲップをします。


当然と言ってはおかしいが、おならも多いです。

余り臭くはないが・・・・。



ミキサー食。

正直言って、とても美味しいとはいえない代物です。


が、生きるためには食べなくてはならないので、必至の思いで食べるのです。



そして・・・・。

舌を半分失ったことでしゃべることが困難だったが、食べることがリハビリになったのか、その後少しずつだが、しゃべれるようになるのです。



これは後から聞かされたことだが、週一でやってくる言語療法士は「食べることも話すことも当分は困難なので、胃ろう(胃に穴を開けてそこから栄養を補給すること)にしたほうがよいと思う」と言う話しが出たそうです。

主治医たちはその意見に反対で、あえて私の回復力にかけたのだそうです。




続く
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あれから4年     6 | トップ | 風邪薬の影響?     追記 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

舌癌手術後の経過」カテゴリの最新記事